Archerがインドでエアタクシーを26年に開始へ
ArcherAviation(AA社)がインドでの事業展開に向け、インドのホスピタリティ系コングロマリットと提携しました。
今回の提携では200機のeVTOL購入に加えて、メンテナンスをはじめとする運行システム構築、更に提携先の旅行商品造成の知見を活かして都市内/都市間交通の事業化を進めるようです。
1;IntergrobeEnterpriseとの提携
AA社はインドのホスピタリティ大手のIntergrobeEnterpriseと提携し、26年に電動エアタクシーサービスを開始すると発表。両社は[Midnight機x200の購入契約]を、インド規制当局の承認/認可を条件として締結
Midnight機は[乗客4名+操縦士1名]の定員で最長100マイル飛行可能な機体で、都市モビリティの快適化を目指す
サービスは都市内での移動をメインに行われ、まず[デリー/ムンバイ/ベンガルール]で試験運行を行い、最終的に[ニューデリー]での事業化を見据える。通常は車で60~90分かかる都市内移動を7分で完了することを目指す
‐AA社CEOのコメント‐
[インドは14億人の人口を抱え、大都市での渋滞は世界最悪レベルでありeVTOL活用に関して世界最大の機会の一つである]
[Midnight機は渋滞/混雑問題の解決に役立つ革新的な輸送ソリューションを提供するように設計されている]
-IGE社Directorのコメント-
[AA社のeVTOLがインドに導入されることで、効果的/未来的/持続可能な輸送ソリューションをもたらすという新たな機会に興奮している]
2;その他
インドの都市交通は乗用/商用車の台数が急速に増加したことや、道路拡張制限や道路形状の不均一さといった要因から慢性的な混雑/渋滞に。政府は公共交通機関の利用を推奨するが、抜本的な解決に至らずな状態で一足飛びではあるがエアタクシー/ハイパーループといった次世代の選択肢を検討
InterGlobe Enterprisesはインド大手のコングロマリットで航空/ホスピタリティ/旅行関連サービスをメインに展開。115以上の都市で27,000人以上の専門家を雇用、航空関連ではLCC(IndiGo)を筆頭にパイロット訓練/航空機メンテナンス/エンジニアリングなどを展開する
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