OLA-Eが3.8億USDを新たに調達、製造能力強化へ
インドの配車PF大手のOLAのEV戦略子会社であるOLA-Electric(OLA-E)が3.8億USDを調達しました。Temasekがリードし、現地政府系銀行の融資も入った今回の件ですが、調達金はEV/LiBの製造に充当するとのことで[Make in/by India]の一環かつ目玉になるのだろうなあと。
電動バイクに関してはインドでは一強となりつつある同社の動き、注視が必要であります。
1;今回の調達
OLA-Eは10/26に3.8億USDの資金調達を実施、シンガポール政府の投資ファンドであるTemasekがリード投資家となり、Softbankがフォロー参加。うち、2.4億USDはDebt調達(政府系のState Bank Of Indiaが融資)。
TheKredibleの推計によると評価額はPostで54億USDとなり昨年1月時点の50億USDよりは上昇したが、上がり幅は投資家の期待以下…
23/03期の決算では[売上高;3.3億USD][営業利益;▲1.3億USD]となった。今回調達した資金はEV事業拡大及びLiB製造施設の整備(インド初)に投入される予定
今回の調達でCEOのアガルワル氏は下記のようにコメント
-[OlaのビジョンはICE自動車に終止符を打つことであり、今後の製造力強化は世界的なEVハブを目指すインドの旅における大きな飛躍となる]
-[EVとセルのコア技術開発に注力、持続可能なモビリティへの移行をさらに加速するために製造を拡大する。その道のりへの投資家の理解と協力に感謝する]
2;最近のOLA-Eの動き
OLA-Eは直近、主力電動スクーターモデル[S1]の廉価版/プレミアム版をいくつかリリースし、業界紙によると30%以上の市場シェアをEVスクーター市場で持つ
JPMorganのアナリストによると下記の評価
-[補助金が削減の中でもOLA-EのEVスクーターは機能優位にあり、ICEスクーターに比べて13-23%安い(5年間の所有/再販価格を加味)
-["Ola S1 Air"と"X"は、実際のトータルコストベースで同社のエントリーレベルのオートバイよりも安価]
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