Teslaが自動運転配車アプリのモックを発表
Teslaは決算説明会の資料で配車アプリのモックを掲載し、今後の自動運転実現後の世界の一端を示しました。
ロボタクが先行開発されているのは先に報じられていますが、ユーザ目線でのサービスイメージをつけることで将来への期待を醸成しています。
色んな意味で、打出し方が上手だよなと思うところであります。
1;Teslaの配車アプリ??
4/23の決算報告会で将来事業を紹介するスライドの中で配車アプリ的な画像モックを5画面に渡って掲出。
最初の画面では[呼出]の大きなボタンと予想待ち時間を示すメッセージの表示が行われる
次の画面では3Dマップが表示され、待ち乗客までのルートをたどる小さな仮想車両が表示される(Uberに似てるがTeslaっぽい)
配車待ちの間、[温度調整][音楽選択]といった事前調整も可能で、待ち時間や最大乗車人員等の詳細も表示される
Teslaは将来的に利用可能な配車機能の開発を進めており、基本はTeslaで完結させる想定
Teslaは自社SWエクスペリエンスが全世界で最高の域にあるとしており、配車機能は既存アプリに追加実装される。配車サービスのリリース時期は明らかにしていないが、監視無し自動運転機能の開発状況に掛かっていると考えられる
全体を見るに標準的な機能を備えた配車アプリとなっている
2;ロボタクとの連携とMusk氏のビジョン
Musk氏は2018年頃から長年Teslaのロボタクについて可能性を仄めかし、23年の第3次MP発表ではカバーしたロボタク(?)を披露していた。それ以前にもTesla所有者が自動運転車を乗客送迎に派遣することで受動的に収入を得られると推測していた
以前から、Teslaは自動運転配車アプリを[Tesla-NW]と呼んで研究を展開、Musk氏のマスタープラン[Part Deux]で紹介されていた
Musk氏は[テスラのアプリボタンをタップするだけで、自分の車をテスラの共有フリートに参加でき、収益を得ることも可能になる]と述べていた
今回報告会ではロボタクは[専用設計]になると言及。自動運転用にゼロから作られ、ステアリングホイール/ペダルなどの従来の制御装置が無い車両。[Unboxed]製造戦略を採用、[一体型鋳造→必要部分の未塗装]といった方式で製造速度を向上させることが可能