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米カーシェア;GetAroundが従業員の30%削減へ
米国のカーシェア大手;GetAroudが従業員の1/3をレイオフして事業再編に動いています。
投資家からの収益化要望の高まりや、一時期の事業拡大の反動が一気に噴出しているようで事業体としての継続性が問われています。
1;Getaround社の人員削減と事業再編
2/8にGA社は事業再編の一環として北米従業員30%を削減すると公表
。資金調達の期間/対象を延長して[収益性向上]を実現すべく、コスト削減に向けて従業員&業務を再編する
最新の通期報告書によると[従業員数;283名(22/12時点)]だが、23/02の人員削減と23/05のHyreCar買収で変動している
今回の施策での費用は最大100万ドルを見積もるが、年間のランレートで700万ドルが節約可能とのことで、今回の施策についてCEOのSam Zaid氏は下記のように述べている
-[収益性と持続可能な事業成長を重視するため、この困難な人員削減プログラムが必要となった]
-[過去1年間で、収益の伸びとユニットエコノミクス、全体的な調整後 EBITDA プロファイルと営業効率の着実な改善など、大きな進歩を遂げた]
-[AIを活用した"米欧のシームレスな旅行"に向けたアプリを展開し、デリバリーサービスとの連携も強化することができた]
-[越境型カーシェアを通じ、ギグカーシェアの主導者として業界の中でも勇一無二の存在になったと確信している]
2;GetAroundについて
2011年創業のP2P型カーシェアPFを展開するMaaS新興企業で22/05にSPAC合併を通じて上場を実施。23/3Q決算によると売上高はYoYで42%増だが、EBITDA;-1130万ドル/純利益;-2730万ドルを計上して収益化にほど遠い状況
同社は独自のクラウド/車載接続機能を活用したシェアリングPFを展開し、非接触型サービスを特徴とする。P2P市場を活用した持続可能な環境の実現や個人の経済機会へのアクセス供与などを通じて社会課題解決を目指す
3;その他
GetAroundが買収したHyreCarは2014年設立の配車サービスを展開する新興企業。CA州本拠で、所有者/配車サービス運転手を繋げるサービスPFを展開