テスラがフィリピンに進出、採用を開始
Teslaがフィリピンでの事業開始/拡大を狙うべく採用を加速しています。
WebサイトではEV事業に加えてホーム充電事業に多くを割いており、V2H及び住宅蓄電関連に重点を置いているように見れます。
従前の新市場と異なり、EV/SCでの展開からでなく、自宅発電/蓄電を軸に置いた展開になりそうなあたり、東南アジア強化に向けた新しいパターンの展開方法かもしれません。
https://www.tesla.com/careers/search/?site=PH
1;Teslaのフィリピン求人
Teslaは9/9からフィリピンでの採用をオープンにし、事業構築に向けて動き出している。東南アジアでは中国勢に押されて存在感を示し切れていない現状打破に向けた構成とみられる
マニラ首都圏の近隣Taguigで15の求人を掲載しており、殆どは販売/サービス/ホーム充電の展開に関連した業務になっている
(営業/事業系)
-リード構築PM/ホーム充電PM/店舗管理者/パートナリング責任者
(管理系)
-管理&人事担当者/注文管理責任者/配送業務責任者/CS業務責任者
車両についてはGiga-Shanghaiからの調達となる可能性が高い
2;Teslaの新市場参入
新市場参入に際してTeslaは長距離移動担保に向けてSC-NWを展開するのが常道だが、フィリピンではSCステーションが表示されておらずSC関連求人も無い状態
車種拡大と地域拡大を並行して続けてきたが、新興市場での展開に関しては価格/競合の存在が影響して欧米ほど進んでいない
ちなみに、フィリピン自動車市場は比較的小規模で2023年の自動車出荷台数は約44万台。
市場シェアの45%はトヨタが獲得しており、売り上げ上位10位のうち8つをトヨタが占める状況。EVに関してはBYDを中心に中国メーカーが販売済みで一定の存在感を示している