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オースティンでWaymo/Uberが連携して自動運転車の配車準備開始へ

UberとWaymoがオースティンでの無人運転車配車に関して事業化を進めています。今回、Interest-ListをWaymoがリリースし、来たるロボタクシーサービスに対して準備を進めます。両社の提携はさらに拡大する想定で、アトランタやフェニックスでも進む予定です。

https://www.uber.com/us/en/u/waymo-on-uber/

1;Waymo/UberによるInterest-Listリリース

 2/5にWaymoとUberはオースティンの利用者に向けて[Interest-List(関心リスト)]の機能をローンチ。25年初頭に[オースティンでロボタクサービスを両社で展開する]という施策の一環で、共同ブランドのロボタクも発表
 UberによるとWaymo連携した乗客は[UberX][Uber‐Comfort]などの人間運転するサービスと同料金を支払う
 [関心リスト]の登録顧客はUberから最新情報を受け取り、ローンチ時にWaymoの自動運転車とのマッチング可能性が高まる。参加にはUberアプリの更新を行い、[設定]で乗車の好みをクリックして[自動運転車]を選択する必要がある

 オースティン市内ではダウンタウン/ハイド パーク/モントロポリスを含む37平方㏕の顧客が利用可能。今後、両社は適用地域を拡大する予定であると述べる。Waymoロボタク車両群は当初は小規模だが、今後数年間でオースティン/アトランタの両方で数百台にまで拡大する方針。

2;Uberによる自動運転への挑戦

 20/12にAurora-Innovationとの複雑な契約を通じて、UberATG(自社の自動運転車子会社)を売却。それ以前にはUberとWaymoはライバルであり、両社は法廷闘争(UberがWaymoの企業秘密を盗んだ)もしていたが最終的にUberは和解へシフト
 過去数年間にロボタク新興との連携を通じて地位を強化。配車/配達/トラック輸送をカバーする14社と提携し、うち数社は商業運行まで行っている
 24/12にアブダビでWeRideとのロボタクの乗車を開始、先立つ23/12からはWaymo自動運転車を利用可能となっている(フェニックスにおいて)

3;強力な提携

 両者の事業展開はオースティン/アトランタではより独占的な想定で、UberユーザーのみWaymo自動運転車[Jaguar I-PACE]を呼ぶことができる
 フェニックスでの車両運用にあたって、現在業務をMooveに引き継ぐ手続を行っている
 -Uber;自動運転車両の充電/メンテ/清掃/ロボタクへのアクセス管理を担当
 -Waymo;引き続き、乗客の支援を含む技術と自動運転の監視を行う。

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