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Cruiseが事業停止に向けて従業員の半数を解雇へ
GM傘下のCruiseがGMへの業務統合に向けてレイオフを実施、従業員の半数に及ぶ1000人程度が対象に。GMはCruiseの完全買収を発表しており、高度
ADAS及び個人向け自動運転車の開発にリソースを割く方針です。
https://news.gm.com/home.detail.html/Pages/topic/us/en/2025/feb/0204-cruise.html
1;Cruiseによるレイオフ
Cruiseは事業停止準備の一環で従業員の50%近くの解雇を行うと発表。対象は幹部社員から一般従業員まで広範に及び、残る従業員はGMの参加に入り、ハンズフリーADAS[Super-Cruise]の改善と最終的な個人用自動運転車の展開に携わることに。
本件はCruiseの社長/CAOであるCraigGritten氏が発表、解雇対象者はCHROのNilkaThomas氏から別途メールが来たとのこと。主な幹部職員の処遇は以下
(離任) CEO(Marc Whitten)/CSO(Steve Kenner)/公共政策担当(Rob Grant)
(留任) Chief-Technologist(Mo Elshenawy;移行支援)
Gritten氏のメールは下記文であり、GM統合対応に向けての施策と。
[12月発表の戦略変更の結果、Cruise従業員の50%を削減することに]
[人員削減は誰にとっても厳しいが、ライドシェア事業から自動運転車の提供に舵を切ったことで当社人員/リソースのニーズは劇的に変化した]
[雇用調整後、Cruiseチームは新たなニーズに適応して世界クラスの自動運転技術の構築を継続することに注力する]
2;Cruiseの現状と統合
25/01時点でCruiseは約2,100人の従業員を雇用しているとSlackメンバー数から推測される
GMは解雇発表後にCruise取締役会によるGMとの合併提案の承認を受け、[GM-Cruise-HDの買収を完了した]とリリースを出している
今回のレイオフはGMによる[商業用ロボタク事業の閉鎖][個人用自動運転車へのリソース分配]を発表して2か月での対応。GMのFY24-4Q決算でGMは[Cruiseのロボタク開発プログラム終了により年間最大10億ドルの節約]が可能としており、CFOのPaulJacobson氏は[想定するコスト削減はCruise従業員のGMへの統合を前提とする]と述べていた
ちなみに、Cruise経営陣は1月中旬ごろからエンジニア人材に引留めオファーを出し始めたが、Cruiseの先行きは2月上旬の取締役会まで待つ必要があるとした
Cruise社内ではGMによる経営方針シフトの発表以降、従業員は仕事なく宙ぶらりん状態だったされる
3;レイオフの詳細
Cruiseは対外発表で今回のレイオフについて下記のようにコメント
[従業員の約50%と別れる難しい決断を下した]
[この段階まで尽力した従業員の情熱/貢献に感謝しており、退職金/キャリア支援によるサポートに注力する]
[簡単な決断ではないが、GMと協力して個人用自動運転車の開発/製造に注力する]
解雇従業員は全員、4/5までCruiseから給与を受け取ることが可能。加えて8週間分の退職金を受け、長期従業員には在籍3年毎に追加で2週間分の給与が提供される
また、全従業員は求職活動支援に向けてCruiseが負担するCOBRA保険(3か月分)とLinkedin Premiumの1年間利用権を提供される