サウジ政府/公社が万博向けに[eCopter]を数千機配備へ
サウジアラビアの政府公社が2030年万博での移動手段としてeVTOL数千機を配備/運用すべくの購入をリリースしました。
今回発注したのは小型機で1-2名乗り/固定ルートとなるため、用途としてはロープウェーに近しくなりますが固定設備無しで移動サービス提供できる点は価値が高いとみられます。
1;サウジが万博に向けてeCopterを大量配備
サウジの国策企業SAHCはeVTOL新興;FlyNowAviationに対して数千機の[eCopter]配備を依頼したとのこと。
2030年の万博において一般人輸送のためにFlyNowの[自動航行型]の[シングルシート]&[デュアルシート]のeCopterを数千機配備。計画によるとまずは建設段階で物資/貨物輸送に用いられ、本番では旅客輸送にシフトする
eCopterは通常のeVTOLに比べて小型/小回りという点が買われて、SAHCの今回の注文に至っており同社は格納庫も準備するとのこと
SAHCのCEO;Mohammed AlQahtani氏はKinkedINに下記の通り投稿
-[FlyNowは今後数か月以内にリヤドに事務所を設立し、eCopter生産に向けた準備を行う予定だ]
サウジはeCopterの持続可能性/先進性を強く認識しており、リヤド万博前にサービス立上を狙ってる
2;eCopterについて
eCopterは100%電気駆動で[1人乗り][2人乗り]の2つがあり、以下で[2人乗り]のスペックを記載
(輸送量) 最大200kgの輸送が可能
(輸送距離) 1回の充電で最大30分/50 kmの飛行が可能(水素技術とのハイブリッドでは、最大200 km飛行可能)
(航行技術) 運転は自動航行で、事前設定した飛行経路に沿って運航が為される
旅客輸送に先立ってサウジ(リヤド地域)で貨物輸送を通じて機体技術の試験を行う予定で、同社は[安全な運航確保に向けて規制当局と協力して試験を行って万博での旅客輸送を実現する]としている
サウジの規制当局/政府機関と協力して必要な法規制/インフラ/垂直離着陸場を確立することを目指し、[Sky Alliance for Automated Air Mobility(SALAAM)]と連携する。加えて、Skyroads(空の道を造成)はサウジの交通管理システムの統一化を支援し、安全性/拡張性を確保するとしている
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