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WaymoがTeslaから車両統括責任者を採用へ

WaymoがTeslaの車両全般プログラム担当役員を採用しました。
第5世代に向けてZeekrやHyundaiの車両を試験しているところ、車両構造/機能などを把握して事業展開すべくスペシャリストを採用したようです。
ただ、Teslaにとってはロボタクお披露目前夜、見方によっては喧嘩仕掛けてるとも見れる今回の移籍であります…

1;Daniel Ho氏のWaymo移籍

 WaymoはTeslaで車両製プログラムの統括責任者であったDaniel Ho氏をTeslaのロボタクお披露目に先立って採用。
 Ho氏は10月初週のLinkedIN投稿でWaymoにProgram-Director(PD)として入社することを発表しており、下記コメントをしている
 -[PDとしてWaymoに参画することを共有できて嬉しく、チームとしてミッションに貢献すべく様々な成果を達成してきた]
 -[すばらしい成果を元手に、自動運転技術の加速に益々貢献していきたい]

 Ho氏は9月末にTeslaでの仕事を全て終了、すぐにWaymoに参画することになる。Teslaは10/8にロボタクのお披露目を控えているが、同時にSr.PDであるDavid Zhang氏も最近Teslaを退職
 一部報道ではHo氏の部門も、悪名高いレイオフの波の中にあり、対応を迫られていたとのこと

2;Ho氏とは

 Teslaで車両製品/生産管理を担当するDirectorであり、10年近くTeslaで車両設計/製造の責に就いてきた。航空宇宙エンジニアのベースを持ち、Fordを皮切りにTeslaで経験を積んできた
 Ho氏は2013年にTeslaに入社(Model-S発売直後)し、Dual-Motor/AutoPilot-1.0/P90Ludicrous等の販売を担当。その後、[2014年;Model-3のPMとして量産体制構築までリード][2020-22年;Model-Yのプログラム担当]を経てきた
 2022年にが車両プログラム/新車導入担当Directorに昇進、全PMを監督してMusk氏が直の報告ラインに。

 Ho氏はTeslaでの自信の役割について下記のようにLinkedINに記載している
 -[在任期間中、Model-YとCyberTruckを納品/増産し、GigaFactoryをベルリン/テキサスに立ち上げてきた]
 -[加えて、将来のロボタク事業の基礎を確立しつつ、年間の車両総生産量を50万台から185万台にまで増やした]

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