Teslaが自動車リース担保債券の発行で8億ドル調達/事業効率化へ
Teslaが自社で抱えるリース債権の証券化を通じて8億ドル近い資金調達に動くと報じられています。
直近の財務報告では300億ドル近い現金/同等物等を保有しており、現金獲得よりはリスク資産の分離/資産効率向上を狙ってるんものとみられます。
金利低下に伴い、発行残高は増しそうであり今後も他社含めて発行が予想されます。
1;TeslaによるABS発行
Bloombergの報道によるとTeslaは自動車リース担保債権の売却で8億ドルと調達をおこなう方針、来週に価格決定する予定。
SocieteGenerale主幹事でソフトサウンディングを実施しており、Teslaにとっては24年度で2回目の起債。前回3月の起債では3.75億ドルをABS/5.53%のクーポンで発行した
FY24-2Qの財務報告によるとTeslaは42億ドル超のABS債券発行残高があり、300億ドルの現金/同等物/短期投資を保有している
2;最近のABS市場
24年以降、FRB/ECBの利下げが影響して市況金利が下がり始めており、資産担保証券(ABS)取引が活発化。
比較的金利の高いABS商品に対する投資家の需要が回復、直近10/3にはFordが17億ドルのABS発行条件を決定した。Teslaは他社同様にABSを定期的に利用するが、他社に比較すると頻度は低い状況
ABSの新規発行高は2021年の記録に近づいており、Teslaの証券化/ABS発行残高も過去最高となっている
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