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WaymoがLA市/近隣でロボタク事業範囲を拡大、収益化を目指す

WaymoがLA市/周辺でのロボタク事業の拡大を発表、事業範囲は堺市や岐阜市に匹敵する面積となりました。
SF市でも空港など大需要地でのロボタク事業展開で収益化を進めますが、Alphabetからの追加投資に見られるようにまだ遠い状況です。
とはいえ、様々なマイルストンを達成して業界リーダーであることも事実であり、学ぶことが非常に多いです。

1;Waymoのロボタク事業拡大

 8/6にWaymoはLA市及び近接地域でのロボタク事業の範囲拡大を発表、今回の拡大幅は26平方㏕で、合計55平方㏕(大阪の堺市と同等)に達した
 -LA市内(10平方㏕);Marina del Rey , Mar Vista , Playa Vista , Hollywood , Chinatown , Westwoodなど
 -LA市外(16平方㏕);Daly City,Broadmoor,Colma
 
 24/03にCPUCが[LA/SF半島/SF高速道路]での商用ロボタク事業を許可してから対象範囲を拡大し続けており、直近でもWaymoはSF半島全体で自動運転の検証を実施
 WaymoによるとLAでの需要が増加、15万人以上がWaitingListに登録。ちなみに、SF市では24/06にWaitingListを解除

2;Waymoのこれまで

 Waymoは23/08にCPUCから承認を受けて以降、SF市内で24時間年中無休の商用ロボタクサービスを運営。その後、24/03にはWaymoの商用ロボタク事業を拡大する要請を承認
 現状でWaymoは600台程度の自動運転車両を運用しているとされる
 -稼働中;550台で[SF市;300台/LA=50台/Phoenix=200台]
 -試験中;50代程度で[Austine/MountainView]での試験に用いられる
 Waymoによると[200万回以上の有料乗車][毎週5万回以上の有料乗車]を提供。商業事業の拡大を通じて利益計上を目指すも、まだ利益計上には至らず…。Waymo事業は依然としてGoogleの支援に拠っており、直近でも追加で50億ドルの支援が発表された

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