
欧州の新車販売台数でEV>>ディーゼルな構図へ
欧州での新車販売に関し、EVがディーゼルのシェアを初めて超えたとのことで欧州自工会がリリースを出しています。
10月単月のみならず年間累積でもシェアを追い抜いてICE/HVに次ぐ3番点を獲得したことになります。
数年前のディーゼルゲートから徐々にシェアを落としてきたディーゼルからEVへのシフト、確実に進んでいるようです。
1;ACEAによる発表
欧州自工会(ACEA)によると1-10月の欧州地域における新規EV登録台数がディーゼル車の新規登録台数を上回り、車種別では3番手に付けた。
累積でのEV登録台数は120万台に達して前年比で+53.1%、全体に占めるシェアは14%に達した。同じく、ディーゼル車は市場シェアは13.9%にまで低下し、前年同期の15.9%から低下。2015年の50%からは隔世の感
10月単月で見ると、EVの新規登録台数は12.1万台(YoY;+36.3%)となり、一方のディーゼル車は引き続き減少して[YoY:- 13.2%]となった。
ACEAは下記のようにコメント
‐[10月のEVシェアは、前年同月比で12%から14.2%に上昇した。年初から現在までの累積シェアは14%となり始めて、初めてディーゼルの累計シェアを上回った]
2;その他車種の状況
HV車の販売も堅調に伸びており、1-10月までの累積登録台数は220万台でYoYで+29.8%となった
一方でPHVは人気が低迷、10月単月は7万台にとどまって累積シェアは8.4%で前年同期の10.2%から大きく低下
ICEは引き続き登録台数で筆頭、10月単月では前年同期比で市場シェアが8.1%増加。ただし累積では35.4%から33.4%に低下
ちなみにEUは二酸化炭素を排出するすべての新車の販売を2035年から禁止することを決議している