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Serve-Roboが規模拡大に向けて資金調達へ

自律配送ロボを事業展開するServeが1.6億ドルの調達に成功し、事業展開速度を速めます。同社は今回の調達資金で全米におけるロボ配備をUBERやセブンイレブンと連携して進め、利便性を認識してもらって一気に規模拡大を目指します。

1;Serve-Roboの資金調達

 自律型配送ロボ新興;ServeRoboticsは24/12~25/01で1.6億ドルの調達に成功したと発表。25/01には特定投資家向けの普通株直接割当で8000万ドルを調達、24/12にはATM(At The Market-offering)及びワラント割当で8600万ドルを調達
 ここ1年で総額2.47億ドル以上を調達、調達資金は事業構築/運転資金に充当するとし、CFOのBrian Read氏は下記のようにコメント
 -[当面の調達予定はなく、この資金は単なる運転資金でなく稼働ロボ2000台を超えるために役立つ長期的な資金である]

 調達資金により事業存続期間が2026年まで延長、現在LAで稼働する100台から25年末までに米国複数都市での2000台稼働の実現に目途が付く

2;Serveの計画

 FY25-1QにLAで250台のロボを更に配備し、26年末までにUberとの提携に基づいて米国複数都市に最大2000台のロボを配備する予定
 現在はLAで100台のロボを稼働させており、Uberやセブンイレブンと連携して約300軒の飲食店に配達を実施。24/10には、ダラスでWING(ドローン)と提携して[歩道ロボxドローン]での複合配達の試験運用を開始

 CFOのRead氏は2000台のロボがフル稼働すれば事業CFがプラスになると予想
 -[資本コストを可能な限り低く抑えるべく、ロボ調達への資金調達をしてきたが金利費用/現預金担保/ロボへの担保設定が伴う]
 -[今はそれを乗り越えてCF状況は改善した。ロボット所有権は当社にあるので財務面での柔軟性が高まっている]
 -[今回の調達はロボット所有を前提とした事業構築に加えて、より長期を見据えた事業予想図を描くことに貢献した]

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