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Fordが3年ぶりにインド工場を再稼働、製造&輸出拠点化へ

Fordはインドのチェンナイ工場を3年ぶりに稼働してEV輸出拠点として整備します。
完全にBYDに押されている市場で、米本土で開発するSkunk-Worksの造成したPFを用いて攻めることで市場奪還を狙う想定です。

https://www.moneycontrol.com/news/business/in-its-new-innings-in-india-ford-to-only-focus-on-electric-vehicles-12827264.html#goog_rewarded

1;Fordのインド工場再稼働

 9/23にFordはインドのチェンナイ工場をEV製造拠点/輸出拠点として再開する予定があると報じられる。チェンナイ工場はFord-Indiaが運営していた完成車工場で21/09に生産終了して、それ以降は閉鎖状態にあった拠点。閉鎖には生産計画の大外れ(EV)や従業員ストなどが背景にあった
 Fordは9月初め、インド当局(タミルナデュ州)に対して意向書を提出したとのことで、チェンナイ工場を輸出用に再開する計画を提出

2;Fordの戦略

 業界全体がデジタル/電化に移行する中で制定された[Ford+ Project]に一環として今回の件は位置づけられる。今回の工場では輸出用のEV製造に注力し、Fordが認識する[2025年というインド市場における転換点]を見据えて動いていくとのこと
 Ford-Intl Market;PresidentのKay Hart氏は下記のように、輸出拠点としての稼働再開を説明
 -[チェンナイ工場の様々な選択肢を模索する中で、州政府からの継続支援に感謝する]
 -[この工場は新たな世界市場に対応すべく稼働する]

 Fordは基本前提として[ガソ車/ディーゼル車は長期的に利益が見込めない]としており、対応としてEV専用のラインを造成。インドでも同様に考えていることとの証左であり、サプライヤ基盤も同時に構築してインド国内でのサプライチェーン完備も狙う

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