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GoogleがEVドライバー向け新機能を発表、シームレスな旅行体験の実現へ
CES2024でGoogleはEVドライバー向けのマップにおける新機能の提供をリリースしました。
Google-Mapを通じて、ドライバーは出発前に作成した旅行計画をナビバイパスしてディスプレイ表示し、EV残量に応じた立ち寄り提案などを通じて高い経験を得ることが出来ようかと。
Giga-TechとOEMの連携として教科書的な取組ですが、こういった基本的な部分が重要だと感じます。
1;Google-Mapの新機能提供
1/9にGoogleはEVドライバー向けのGoogle-Mapの新機能(リアルタイム充電情報の追跡など)を発表。ユーザの携帯端末で動作、Android-Autoを搭載したEVでの利用が可能で[リアルタイムのバッテリー情報をGoogle-Mapと共有]を行う。(Autoはナビ/メディア/メッセージングなどの機能をAndroidベースの携帯端末から車両ディスプレイにワイヤレスで通信/投影する二次インターフェイス)
当該機能は1/9から[Ford Mustang Mach-E][F-150 Lightning]に導入、Googleによると、今後数カ月以内にさらに多くのEVブランドが参入する予定
最新EVのほとんどは充電状態情報を提示するが、ナビ統合までは出来ていないのが現状でそこへのソリューション。A-Autoは搭載ナビをバイパスしてGoogle-Mapを表示、目的地入力すると[到着時の推定バッテリー残量表示][旅途中での充電停止提案][車両に応じた充電時間]等を共有する
2;追加機能
Googleはアドインで[新しい旅行計画][Chromeブラウザ][Weather Channel]をアプリで追加。AndroidはもちろんiOSでも対応
-旅行計画;Google-Mapで計画/作成した旅行計画を車に直接送信できる
-ブラウザ;EV充電/駐車中の利用に向けてβ版ながらPolestarとVolvoで追加、本年後半には他車輛にも展開予定
-他機能; PBS KIDS/Crunchyroll/Weather Channelが追加
3;その他
Googleビルトインは、A-AutoOSを搭載した車両で提供され、自動車OEMでは一般的な提供機能に。OS自体はLinuxで動作するGoogleのOSMOSをモデルにするが、Googleは携帯端末でなく自動車で利用できるように調整
Googleは以前からAndroid-OSを自動車メーカーに提供し、自動車OEMは様々なアプリをGoogleと連携して搭載を進めて差別化要素にしてきた。
Googleアシスタント/Googleマップ/Google Playストアなどの純正アプリや、Sportifyのような3rdパーティアプリを提供。
ちなみに、PoleStarとVolvoはGoogleを初めて組み込んだ自動車OEM。今後はGoogle内蔵した[日産][フォード][リンカーン]のモデルも今年発売される予定