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中国系自動運転;WeRideがCA州で新たな認可を獲得し、商業化実証へ
中国系の自動運転新興;WeRideに対してCA州のCPUCは乗客有での自動運転試験走行の認可を発出しました。
これまでは操縦者無しでの試験走行許可で、乗客無が前提でしたが、乗客有となったことで商業利用に向けた実証が可能となります。
一方で米中対立に伴う米本土での中国製コネクテッドカーの制限が取りざたされており、順風満帆な展開にはならなそうです…
1;WeRideへの自動運転試験許可
8/2に中国系の自動運転新興;WeRideに対してCPUCは[乗客アリ/無人運転試験]の許可を発出。現時点でのWeRideへの許可は[有人操縦許可(人間運転手が着席)]と[無人操縦許可(人間運転手無し)]の2つ、WeRideが乗客を乗せて公道での車両走行試験を許可
当該許可では、WeRideが乗客からの乗車料金徴収及び一般向け事業展開は出来ない
CA州での商用化計画は不明ながら、CPUC許可に他社(Waymo/Cruise/Zoox)に無い条文があり、車両選択幅を広げられる可能性も。当該条文は[運転手を含めて16人未満の乗車可能な車両使用に限定]というもので、WeRideロボタクだけでなくロボバス(10人乗車可能)も製造している点を加味か
WeRideは詳細コメントを出していないがCPUCの広報担当は下記のようにコメント
-[WeRideはサンノゼ/周辺地域での試験走行を許可されており、同社の機材リストには12台の稼働中の車両がある](ちなみに2021年からサンノゼの行動で[乗客無し]での自動運転試験を行っている)
2;WeRideの状況
WeRideは[7か国/30都市]で自動運転を運用/試験を行っており、同社は"世界で最大かつ先端を行く自動運転会社"とする
中国/シンガポール/USE/米国の4か国で公道自動運転の許可を取得しているが米国では後れを取っており、走行距離ではWaymoの900万㏕に対して同社は4万㏕に留まる…。また、乗用車両(ロボタク/ロボバス)のほかに商用車両(ロボバン/ロボ道路清掃車)に加えてADAS開発も行っている
WeRideは同時にNASDAQへの上場準備を進めており、評価額は50億ドル強を想定されている。一方で米商務省は国家安全保障上の懸念から、[自動運転車を含む中国のコネクテッドカー禁止]を検討しているという報道もなされている