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物流xロボのSlip-Roboが資金調達完了、事業展開加速へ
今回は倉庫/物流施設での商品積み下ろしを迅速に行える自律移動型パレットを展開するSlip-Roboticsを紹介です。最近Series-Bで2,800万ドルの調達を完了、フォークリフトなしでの商品移送を可能とすることで人手不足対応や業務効率化を実現すべく更なる製品開発/展開拡大を行います。
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・12/17に自律搬送パレット/運用PFを展開するSlip-Roboticsは2800万ドルの調達を完了したとリリース、これまでの総調達は4500万ドルに
└Series-BでDCVCが主導、既存投資家としてEve Atlas/Tech Square Ventures/Hyde Park Venture Partners/Overline/Pathbreaker Venturesが参加して完了。
└現在50人強の従業員を抱え、10社の商業顧客/現場での数百台のロボ稼働が実現されている
・今回の調達資金は人員増強/展開拡大/製品デリバリ体制強化に充当、CBOのJordan Thunders氏は下記のようにコメント
-[当社の成功は製品だけでなく、規模拡大への方法が成功した]
-[多くのロボット企業は技術開発/商業規模を誇大宣伝したり見せかけで喧伝するが、当社は規模拡大を喧伝せず、黙ってロボPF開発に注力してきた]
-[オフィスにいるエンジニア数が収益を生むロボ稼働数より多い場合、本当のビジネスとは言えない]
・Slip社は5分でトラック積込できるロボを特徴とする
└現場での[フォークリフトでの運搬/積込とトレーラー搭載への工数の大きさ(1時間近くかかる)への解決策としてロボを開発
・2020年設立で、創業当初は自動化SW/10個のパレットを用いた[最大12,000ポンドの物資輸送を行う大型ロボットPF]を用いたRaaSビジネスを展開
└不均一な地面に対応して、倉庫からトレーラーまでのルートをナビ。
└3台のSlipBot(積載;36,000ポンド)はトラックに収まり、トラックが目的地に到着するとSlipBotは自動降車
・構想は創業者の一人の[Tesla/VoleyAutomationでの経験]がベースとされる
└Tesaでの工場配置シミュレーション/分析の経験、自動駐車システム新興のVolleyでの事業構築経験が繋がった
└通常の[床に配置→フォークリフトで持上/移送→床に配置]ではなく、[貨物を全て一度に移動できるロボットの床のようなPFに置く]と発想転換
・開発/テストに3年かけて2023年に商用サービス展開を実現、現在は2万~200万平方ftを超える広さの25か所以上の施設で数百台のSlipBotが使用される
└主要顧客にはJohn Deere/GE/Valeo/Nisssannなどを抱える
・Slip社の顧客は従量課金でライセンス料を支払う
└料金には[継続的なSWアプデ:[HWサービス][メンテナンス][修理]が含まれる
└会社によると顧客は[ドック/輸送中/目的地待機]で同数のBotを保有する