Google-Mapで駐車場予約/決済が可能に
GoogleはSpotHeroと連携してMapから駐車場予約できる機能アップデートを行いました。
これまで駐車場の利用決済サービスは提供していましたが、今回は予約機能まで提供することでユーザ利便性を高めていく方針です。
1;GoogleMapでの駐車場予約
10/8にGoogleはMap機能向上発表の中で、SpotHeroと提携して駐車場予約サービスを追加すると公表
GoogleMap/検索にSpotHeroサービスを統合、米加両国のユーザが8,000か所以上の駐車場を予約できるようになる。本番発表では目的地に近づくとアプリで目的地詳細をデータを表示させ、建物内/周辺の利用可能な駐車場に誘導する機能を発表
Googleは独自の駐車場予約ツールを提供していないが、下記ステップで駐車場予約が可能に
1)ユーザは目的地近くの駐車場をMapで発見、アプリから[オンライン予約]ボタンを選択して予約
2)ボタンクリックするとSpotHeroのWebサイトに移動し、マップや検索を離れることなく予約を完了
3)事前予約も可能で、さらにEV充電/アクセシビリティ等の情報も提示されている
Googleは以前にParkMobileと提携して、ユーザがアプリで駐車料金を支払えるように機能提供。SpotHeroは2023年にはApple-Mapと提携して、iPhone/Macユーザに駐車場ソリューションを提供している
2;SpotHero社について
2011年にシカゴでMark Lawrence/Jeremy Smithが設立した駐車場予約サービスで、当初はP2Pの駐車スペースマッチングプレイスとして出発
駐車スペース予約/支払の希望者と、駐車場/駐車ガレージ/バレットサービスとを結び付けており、アプリ/WebでPFを運営。米加300を超える都市でサービス展開、1000万人以上のドライバーにサービスを提供しており取扱高は15億ドルに迫っている
同社は駐車場予約をコアとしてビジネス特化ツールやMaaSサポートサービスを展開し、モビリティインフラを提供する基盤に。
[SpotHero for Business]で駐車料金の支払/管理/整理を行い(2017)、Moovitと連携してSF市でドライバーに駐車場情報を提供して渋滞緩和も実現。同業/周辺事業者の買収で業容拡大しており、[ParkPlease(P2P駐車場予約/2015)][Parking Panda(駐車場運用/2017)][Rover Parking(駐車場アプリ/2020]等を買収している