Alphabet(Google)がWaymoに追加で50億ドル投資へ
Waymoの親会社であるAlphabetがWaymoに対して50億ドルの追加投資を公表しています。
自動運転から得られる道路状況/地図情報/運転動態などデータが多岐にわたることから、新しいデータ油田として位置付け。自動運転をデータ取得源とみるか、移動手段としてみるかで企業価値が天と地ほど変わってくる好例とみられます。
1;AlphabetがWaymo追加投資
Alphabetは7/23にFY24-2Qの決算発表を行い、新しい複数年投資コミットを示してWaymoへの50億ドル投資を表明
Alphabet/CFOのRuth Porat氏によると、詳細は今後提出される10-Kフォームに記載されるが下記のようにコメントを出している
-[新たな資金供給によりWaymoは引き続き世界をリードする自動運転技術企業を築くことができる]
-[Googleとしては[Other Business]の全体的な効率向上に注力するが、Waymoは技術/運用ともにパフォーマンスを示す好事例だ]
*Otherには検索/広告とは異なる革新PJが含まれ、部門の他企業には、Verily(医療)/Calico(生物工学).Wing(ドローン)/GoogleVenturesが含まれる
Alphabet/GoogleのCEO;SundaPichai氏は、Tel-ConでWaymo事業の拡大についてコメントし、将来性に期待を持たせた
-[Waymoは週に5万回以上の有料乗車を提供しており、事業展開都市も徐々に拡大している]
2;最近のWaymo
現在Waymoは[有料=サンタモニカ~LAダウンタウンの63平方マイルの地域]でのみ展開、今年後半にはAustinでのサービス開始を目指している
-24/01のLAでの商業ロボタク事業(乗車料金徴収)の許可を皮切りに事業展開を拡大している
-24/06にはSF市での乗車についてWaiting-Listを廃止、乗車の一般開放を実施
-先週にはSF市内で現在受けている[SF市/SF半島の一部/空港までの高速道路]に加えて、SFOでの乗降者アクセスに向けた取り組みを強化中
Waymoの共同CEO;Tekedra Mawakana氏は下記にようにコメントしてAlphabetからの評価に喜びを。
-[Alphabetによる追加投資は当社への絶大な信頼と技術/製品商業化プロセスへの進歩への評価と受け止めており、非常に嬉しい]