イリノイ州EPAがTeslaなどに連邦補助金を分割提供、EVトラック回廊整備へ
イリノイ州EPAはTeslaを筆頭とするコンソーシアムと組んで高速道路/州間道路沿いにおける充電ステーションの整備と充電回廊の造成に向けた連邦補助金を獲得。主に沿岸部で進む充電回廊ですが、中西部での整備により全米規模でのインパクトが出てきそうです。
1;イリノイ州での商用EVむけ充電回廊整備
Teslaは異業種パートナー3社とイリノイ州EPAによるEVトラック充電NW整備に向けた1.26億ドルの補助金を獲得。Tesla以外では物流不動産;Prologis/車両電動会支援;GageZero/トラックストップ大手;Pilotの3社が参画
イリノイ州EPAは企業に替わってCFI資金確保へ要請を実施したもので、補助金は連邦道路管理局(FHWA)が充電/燃料インフラプログラムの第2ラウンドで設定。第1ラウンドでは約100の申請者に10億ドル以上を分配、今回第2ラウンドでは49の申請者に合計6.36億ドルを分配
2;イリノイ州当局の対応
イリノイ州のEV担当官;Megha Lakhchaura氏はニューメキシコ州の高速道路沿い大型充電器配置にCFI補助金が出たのを見て申請対応を決めた。
24/06に申請作成に向けたパートナー企業を募集し、市場からは好意的な反応で複数の応募があったとのことで下記のようにコメントしている
[イリノイ州はすでに州/連邦の資金で乗用車用の急速充電ステーションを建設しているが、大型/中型車の電動化対応には資金充当していなかった]
[各パートナーへの割当調整はこれからだが、この資金で州は14か所に345の充電ポート/車両用駐車スペースを追加することができる]
[充電回廊のほとんどは沿岸部に集中。中西部は手つかずだったが、この充電ハブ整備は中西部での整備と輸送機能促進を通じて全国的に重要となる]