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Teslaが1年ぶりにAuto-Pilotの安全性データ公開へ

Teslaが1年近く休止していたAuto-Pilotに係る安全性レポートの公開を再開しました。
公開休止した時点ではTeslaに不利な状況だったともみられ、データ内容も恣意的な部分はありますがAuto-Pilotの状況把握に重要なデータなので再開自体は良き事かと。

https://www.tesla.com/VehicleSafetyReport

1;Teslaの安全レポートが再び公開へ

 Teslaは長年にわたってAuto-Pilot(AP)に係る安全性レポートを公開していたが、FY22-4Q以降に公表を取りやめ。この度、再び公開に動いた。
 レポートではAPの使用/未使用の分けで車両の事故までの距離を追跡、業界平均と比較。Teslaはこのレポートで、APのおかげでより安全な運転体験が得られ、APがなくてTesla車は米国平均よりも衝突事故の頻度がはるかに低いと主張している
 データ自体はAPが使われることの多い高速道路よりも都市内道路などに比重が置かれており、一般的でないという批判も…。一方でTeslaがAPに関して後悔している唯一のデータだったため、進捗状況を追跡するのに有益だった

2;喪失期間の安全レポート

 データを見るとFY24-1QにAPの大幅な改善が示されており、改善を以て公開を再開したともみられる。事実、FY23-1Qには前年同期と比較して事故間の走行距離が大幅に減少していた。(これがデータの公表中止した理由かも)
 FY24-1Qの改善では下記の状況(1件の事故に対する走行距離)が見て取れる
 -AP利用; 763万マイル毎/AP利用無し;95.5万マイル毎
 -NHTSAのデータによるとに走行距離67万マイル毎に1件の事故を記録していた

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