Cruiseの自動運転車両が25年からUberに登場へ
CruiseとUberは2025年に配車PFでの自動運転車両配備ついて提携を発表しました。
昨今CruiseはOriginからVoltに自動運転車両の開発をシフトしましたが、今回の提携ではVolt自動運転車両を配備する計画です。
Uberは既にWaymoと提携しており、自動運転車両のオプションを増やすことで顧客への体験価値向上を狙う算段です。
1;CruiseとUberの提携
8/22にCruiseとUberは複数年にわたる業務提携を結び、2025年にロボタクサービスをUber上で展開することを目指すとリリース。
対象車種はChevy Boltベースの自動運転者で当初は数台をUber専用として投入する予定で、提携開始後は、Uber利用者がアプリで乗車リクエストすると[Cruise-Auto]のオプションが表示される可能性がある
8月初めにUberのCEO;Dara Khosrowshahi氏が決算説明会で自動運転企業連携について下記のように述べていた
-[Uberは、自社技術を大規模に導入しようとする自動運転企業に多大な価値を提供できる独自の立場にある]
-[配車NW運営は単純に見えるが、Uberは膨大な複雑さを解決。高価な自動運転資産をUberならば利用率を高めて価値向上できる]
両社は下記のようにコメントして提携による移動価値の提供に意欲を見せている
-Cruise;Marc Whitten氏(CEO)-
[当社は無人運転技術を活用してより安全な道路を作り、都市生活を再定義する使命を負っている]
[Uberと提携して、安全/信頼のある自動運転のメリットをさらに多くの人々に提供し、都市交通の新しい時代を切り開く]
-Uber;Dara Khosrowshahi氏(CEO)-
[最大の配送PFとしてUberは、世界中の消費者/都市に自動運転技術を安全かつ確実に導入する上で重要な役割を果たすことができる]
2;Uberの提携
Uberは既に配車事業でWaymoと提携し、23/10からフェニックスでのUber利用オプションにWaymo;Autoが出てくる状態
他にも広範な提携を結んでおり、今回の件も独占契約というよりはUberのサービス高度化に向けた一つとみられる
-(食品配達) Nuro(自律走行車),ServeRobotics/Cartken(歩道配達ロボット),と積極提携
-(自動運転) Waabi/Aurora Innovation(自動運転トラック)
-(EV) BYDと提携して米国以外の市場で10万台のEVを配車PFに導入し、同時に招待のBYD自動運転車開発に協力するとしている
3;Cruiseの状況
本提携はCruiseによる23/10の事故及び後処理に起因する事業停止からの復活を示すものとみられる。Cruiseは事故以前には地理的/事業的に急拡大を実行してきた(SF市/オースティン/ヒューストン/フェニックスで自動運転の商業事業を実施し、マイアミでの無人運転実験)
24/04からCruiseはフェニックスでロボタクの手動運転テストを再開、ダラス/ヒューストンでもテスト実施へ動いている
事業再開に向けた当局協議も進めており、23/10の事故に係る罰金支払いを24/06に実行してCA州での事業再開にめどをつけつつあり、8/22に予期せぬブレーキ問題への課題解決に向けて1194台の自動運転者をリコールしたと発表している