Hyundaiのスピンオフによるラストマイル向け自律モビリティのお披露目
CES2024でHyundaiのスピンオフでラストマイル車両を開発するMobinn社が自立型配送ロボをお披露目しました。
微妙な段差や高低差のある都市部でのラストマイル配達を実現しうる車両/ホイール構造であり、センサーやLiDarを活用した自律型モビリティとなっています。
1;Mobinnの配送ロボ
HyundaiからスピンオフしたMobinn社は1/9にCESで階段を登れる自立型配送ロボットをお披露目。柔軟な車輪セットを使った自立型ロボで、都市内の高低差(階段や縁石)を攻略しうる
ロボットは部分自律型で、センサーやLiDarを適切な数装備しており対応する
2;課題と解決策
多くの配達ロボットに階段/縁石は悩みの種で、一般的には[回避]が最適解。ただ、通りから離れた箇所に配達する場合には大きな問題に。その場合には[配達先に指示して取りに来てもらう]か[新しい階段を上るロボの発明]のいずれかで多くのエンジニアは後者を選択。
Mobinn社のロボは柔軟なホイールの動きと形状変化するホイールで実現
-各車輪;に1つ/計4つのモーターが付属しており、複雑な環境対応セットアップが不要
-ホイール;内側に関節式フレームがついており形状保持される
-傾斜ベット;積載物の水平保持のためにつけられる
3;その他
Mobinn社はHyundaiの社内スタートアッププログラム[ZERO1NE Company Builder]を通じた技術開発/商業化を経た新興企業。社名はMobile Innovationの略でラストマイル配送サービス用の自動運転配送ロボットの開発を長らく行ってきた
同社のロボはゴム製の車輪で段差を上り下りでき、LiDAR/センサー/カメラを使ってD2Dで配達する。夜間や悪路での自律走行も可能で、今後の展開すとして車いすなども想定している