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WaymoがWaitingListを解消してSF市でロボタクサービスを一般開放へ

Waymoは従来ロボタク配車に必要だったWaitingList登録/乗車待ちというハードルを解消して、一般開放しました。
事業運用が進んで配車が効率的となり、WaitingList登録者数が減ってきたことも背景にありますが、利用者の中でロボタク利用が徐々に所与のものとなってきた感があります。

1;Waymoによるロボタク事業の一般化

 Waymoは6/25にアプリを介して、サンフランシスコ市内で誰でもロボタクを呼び出せるようにしたと発表。従来あった[WaitingList]を廃止し、ロボタクを利用したい顧客はだれでも使えるようにハードルを下げた 
 Waymoは2009年の拠点設置から14年経った昨年から乗車料金を24時間顧客に請求できる商用認証を受けた。承認後に[WaitingList]を作成して当初は約30万人が登録。顧客へのサービス提供を行い、List人数は数百人まで減少したため廃止を決定した

 社内データによると[サンフランシスコで数万回の移動を週次で提供]しているとされ、先行するフェニックス事業と同等水準。サンフランシスコの顧客は[50%以上=医療機関への移動][36%=他交通機関との接続]のためにロボタクを利用

2;Waymoの動き

 前述の[WaitingList造成]→[顧客集め(話題作り)]→[徐々に解消]→[一般開放]はフェニックスでも取って来たやり方
 Waymoは24/03にCPUCから[LA/SF半島/SF市高速道路]での商用ロボタク運営への承認を取得し、現在は[SF半島/SF市高速道路]では無人商用サービスは展開していないが事業実証を行っている
 保有車両は700台近くにのぼり、うち300台がSF市内で運用されており、残りはフェニックス/LA/SFの商用エリア/シリコンバレーなどで分散運営される
 
 24/05に発生した電柱衝突事故を受けて6月初旬にSWリコールを全車両対象に実施していた

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