中国で8GW規模の太陽光発電計画が進行中
中国の三渓ダム運用で有名な長江三渓集団が内モンゴル自治州を中心に大規模な再エネ発電基地/蓄電基地を造成する予定です。
太陽光/水力/風力で構成され、8GW規模の発電と5GW規模も蓄電を実現し、北京を中心とした中国北部への電力供給を行います。
従来の火力/原子力のベース発電に加えて、産業用途での利用量が急増する電力を賄うべくの開発とのことです。
1;長江三渓集団による超大型太陽光発電所
中国の政府系電力会社である長江三渓集団(TGRG)が8GW規模の太陽光発電所の建設計画を発表。
110億ドルの統合エネルギーPJの一環で、内モンゴル自治区オルドス市に建設予定。24/09に着工し、27/06に稼働開始予定で、本PJのJVは[TGRG;56%/蒙古能源;44%]の出資比率
現在進行中のPJは総額110億ドルの統合エネルギーPJは下記が概要となる
-計画/稼働中の発電&蓄電装置-
太陽光;トングリ砂漠(3GW)/新疆ゴルムド(3GW)/ウルムチ郊外(3.5GW)
他電源;風力(4GW)/太陽熱(200MW)/石炭火力(4GW)
蓄電;5GWh
-送電-
統合エネルギー施設の電力は超高圧送電線を経由して北京/天津/河北クラスターに送られる。
2;中国長江三渓集団とは
中国の水力発電最大手である三峡集団の新エネルギー事業担当部門で、新エネルギー源の開発を担う
主な事業は、[風力エネルギー][太陽エネルギー]への開発/投資/運営。SouthernWeenendの[2023年;社会的責任低炭素先駆者賞]を受賞している
投資家向け開示にも定評があり、下記の賞を受賞している
-上海取引所;上場企業の情報開示業務評価でグレードA(22年/23年)
-上場企業協会;[上場企業取締役会のベストプラクティス事例(23年)],[上場企業のESGベストプラクティス事例(23年)]