BYDが東アフリカで新興企業と連携して電動二輪の拡大へ
東アフリカでボダボダ向けの電動二輪のリース/PF展開するAmpersand社がBYDと連携して電動化を促進する動きを見せています。
ボダボダは展開2か国だけでも数百万人に上るとされ、両社は個々での電動化によるアフリカでのデファクトスタンダートを取りに来ているものとみられます。
1;東アフリカのAmpersandが電動二輪事業を拡大
6/18にBYDとAmpersand(AS)社は長期のバッテリー供給契約を締結、両社はアフリカでの電動二輪拡大に注力することに。AS社はBYDのバッテリーセルを購入/使用、26年末までに4万台の電動二輪を生産する目標を掲げる
アフリカでは二輪業界全体で[燃料費高騰][バイクメンテ負担]が長年にわたって課題として認識されるが、どの会社も対応できておらず…。
ここ数年で普及が進んだ電動二輪が解決策として浮上、特にBYDのリン酸リチウム電池がコスト面でも期待を集める。BYDの電池はコスト安/安全性/長期寿命といった特性があり、AS社の主要顧客である商用バイタクにとって重要
2;Ampersand社とは
AS社は2016年の創業以来、ルワンダ/ケニアといった東アフリカを基盤に展開。2019年にルワンダのキガリで20台の電動二輪を発売して事業開始、[2030年にアフリカ全土の二輪の半分を電動化する]ことを目標に掲げる
バッテリー交換ステーションも運営、バッテリーレンタル事業を通じて二輪所有者の燃料コストを削減する
現在は4000台近くを市場投下してきたAS社だが、24年末までに10,000台を超える電動二輪の生産を目指しており、不足するバッテリーをBYDとの連携を通じて確保、電動二輪の拡販で[燃料/維持費用の節約/大気改善/公衆衛生]等を電化を通じて実現する
メイン顧客は[ボダボダ]として知られるバイタク事業者で、手頃価格/渋滞を縫った移動/小回り利く移動を特徴とするて主要交通手段。
バッテリー一つで60~90km走行可能で、バッテリーレンタルを通じて年間500ドル近くの節約が可能な点は大きく、2か国だけで数百万人が従事しており、この車両を電動化するだけでも環境インパクトは大きいとみている
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