[柳田侑樹氏]#4 選手の指導に関わるうえで意識していること
お待たせ致しました!
柳田侑樹氏のコラム
第4回は自身が指導者として
関わる際に意識していることについて
お話して頂こうと思います。
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今回は、
私のコーチ像について記事にしてみました。
理想のコーチ像は、
それぞれ思い描くものがあると思います。
大切なのは、
それをしっかりと掲げて表現できるか。
#1 まずは自分ができているか?
●コーチをしていて考えたのは、
「卒業後の彼らに何を残すことができるのか」
ということでした。
選手のパフォーマンスを伸ばすのは
コーチの仕事です。
しかし、
それだけがコーチの仕事
ではないと思っています。
当然、
スポーツなので試合をすれば勝敗が決まり、
チーム内でも主力の選手がいれば
そうでない選手もいます。
結果としてわかりやすいので
焦点が勝ち負けに当たりますが、
勝つために自分の野球に対する情熱を
100%選手に注いだり、
だれよりも早くグランドに出て、
だれよりも遅くまでグランドに残る。
選手を育てるのは
指導のテクニックや知識だけではなく、
その「人」としての魅力です。
●例えば、
コーチは自分の考えや信念を
選手の前に立ってチームに向けて
発信することがあると思います。
私は、
「失敗を恐れずにチャレンジしよう」
「常に挑戦しよう」と
選手たちには言ってきました。
ある日、
それを自分自身ができているのか?
と考えました。
自分自身の発言を行動に移していなかったら
その発言は絶対に選手に響かない。
そう感じました。
その想いを機に
大学院で学んだり、
アメリカ留学を決めました。
#2コーチングの成果は数年後の選手の姿
選手にとって、
レギュラーになって試合で活躍することは
大きな自信につながります。
しかし、
それ以上にうまくなる過程で
目の当たりにする
コーチの野球に対する情熱、
探求心、
コーチの指導哲学が
選手の人生に大きな影響を与えるのは
間違いありません。
そしてその成果は、
すぐに表れるものではなく、
コーチの手から離れた後、
野球をやめた後に
やっと成果として現れるものだと思います。
何年後かに、
「あの時のコーチが、
また新しいことに挑戦している」
「失敗を恐れずに自分もやってみよう」
と野球をやめた後も、
指導に携わった選手の心にのこる
そんなコーチでありたいと思っています。
柳田侑樹
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皆さんいかがでしたでしょうか?
次回がラストになります。
ご期待下さい!
鈴川勝也
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