四十路欧州ひとり旅12│ベルリン│スパイはともだち
2019年の春、転職のタイミングでポッカリできた長い休み。急に思い立って、夫を置いてw、3週間弱の欧州旅に出た。
あの時と今の欧州、そして世界の変容に茫然としつつ、自由に旅ができる日が必ず来ることを待ちながら、旅の道中でfacebookに書き記していたものをそのまま転記する。極個人的な旅日記。
文末に、2020年のふりかえり付。
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2019年4月11日 ·
ベルリン街歩き⑥
古墳が好きで、土偶や土器や銅鐸も好きで、ダムも好き。そして実は、スパイも大好物。 「スパイの話する時、なんか嬉しそうな顔してるよねー」
と同僚に言われるまで本人も気がつかなかったんですが、言われてみれば確かにそうで。
というわけで「スパイ博物館」があると聞けば行かねばなるまい。
ベルリン壁からトラムでよいしょよいしょと移動して、ポツダム広場の「スパイ博物館」へ。
内容はとても分かりやすく楽しく、「暗号とけるかな?」「盗聴器、発見できるかな?」といったゲームも多用されてて、子供たち大喜び。
しかし合間には、マタハリなどの有名スパイの紹介があり、「毒殺」テーマのコーナーでは、雨傘の先に毒針を仕込んだ実物が展示されてたり、元ロシアスパイのリトビネンコの紹介があったり、ダークな面も。
その周りで子どもらがきゃっきゃ遊んでるのがものすごくシュール。
挙句にミュージアムショップでは、延々とダニエル・クレイグ版の007テーマ「スカイフォール」を流し続ける確信犯。
いわゆるひとつの、スパイテーマパークでしたな。
そこから博物館島へ移動しつつ、国立歌劇場をチラ見。
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エントランスからして沸き立つ
I spy with my little eyes & little KOSUZU
これは博物館そばにある、旧KGB監視小屋。意外と背が低くて威圧感が半端ない
赤外線の網をかいくぐるゲーム。子供に大人気
ここで写真撮りたかった。。。
歴代ジェームズボンド
国立歌劇場。ピンクの壁がかわいいな
演目は「ペレアスとメリザンド」
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2020年のふりかえり
スパイ博物館、子供たちはキャッキャ楽しんでいたし、ドイツ語ももはや英語も読むことをちょっと拒否しがちの外国人旅行者(つまりわたし)にとっても、内容を深く読み込まなくてもビジュアルで十分楽しめるものだった。こんなにスパイを身近に感じていいのか笑、いうくらい。
心残りなのは、写真にもあるジェームズボンド風味の写真が撮れるスポットで写真が撮れなかったことと、もうひとつ、じつは変装コーナーもあってブロンドやアフロのかつらやサングラス、つけ鼻、衣装いろいろがそろっていたのにその装束を身に着けなかったこと。
こういう時、ひとりたびはちょっと寂しい。