早期退職を一番マイナスに捉えているのって、私だ
そろそろ転職活動をするかーとなっているのだが、中々内定が貰えない。
難航するだろうなととは予想していたが、やはり凹む。
転職活動をする上で躓くポイントが見えてきたので、ここに記しておく。
志望動機が書けない
自分のやりたいことが、コンサルティング営業ということで、他に商材、業界に拘らない状態で就活を始めた。
そのため、「自分が共感できる商材ならなんでも売れます」というスタンスを押し出していたが、(恐らく求めている答えはそこじゃないんだなぁ…)と気づいてきた。
IT業界?
メーカー?
小売?
など業界、軸を絞っているよとアピールしなければ、「こいつ、業界すら絞ってない。うちの志望度は高くなさそうだ」と思われてしまう。
「軸がなさそう」
わたしの経歴は、業界、職種共に全て異なる。好奇心旺盛なタイプでして…
「ここで働いてもすぐ辞めちゃうんじゃないの?」という定着懸念が人事の頭を過ることになる。
定着懸念を払拭しなければ、転職が多い人の就活は難航するだろうなと思う。
「3業界を経験して、この業界にまた入りたいと考えて探しています」と伝えること。
よく就活で聞かれるのが「他に受けている企業はどこ?」という質問である。
業界、有形商材か無形商材かを志望する会社と同じくしておいたほうが良いだろう。
で、この一見バラバラの会社の共通項を抜き取り、御社とも共通項がある、と安心させる必要がある。
実は3社とも、分析してお客さんに買ってもらう施策を考えるという点では一緒。
販売と営業とやってることは一緒。位置が上流か下流かの違いだけだと考えたので、上手く伝えられたら良いなと思っている。
退職理由
鶴さんとの1on1
わたしのモットーが、「一人で考え込まない」。
なぜなら、一人で悩み過ぎて考えた答えって極論に陥りやすく、独りよがりなことが多いからだ。あと、自問自答が過ぎるとわたしの場合頑張り過ぎて心理的に負担になっちゃう。
というわけで、この前ハローワークに赴いたのだが、大変有難いアドバイスを貰った。
鶴さんに「面接が通らないから、客観的な意見が欲しくて」と言ってみる。
(あ、鶴さんっていうのは鶴みたいに背筋がピンと伸びていて黒髪が鶴っぽかったから鶴さんとわたしが名付けました。以下鶴さんとします。)
すると鶴さんは、面接でどんなことを聞かれたのか教えてよ、と言う。
「やっぱり上手く応えられないのは退職理由ですね…」と言い、一緒に退職理由を見てもらった。
で、鶴さんに相談した結果、事細かに退職理由を説明するのを辞めた。
話して、まず鶴さんに「長い!」と一言で一蹴された。
私にとっては、説明するために必要なことだったんだけど、
「この一連の話は、自分は何も悪くない、
相手の企業が全部悪いと言いたい理屈や」と言われた。
鶴さんは「早期退職はマイナスだと感じているのであれば、『堪え性がなくて辞めてしまいました。次の仕事ではどんな業務も一生懸命取り組みたいと思います!』と素直に言った方が良い」と言う。
初対面の人からすると「堪え性がない」と内心思われる出来事なのだと、客観的に受け止めた。(めっちゃ頑張って受け止めようとしてる)
早期退職の理由をツラツラと述べる(言い訳)より心象は良いって。
そうだよね~~~~。そりゃそうだ。
わたしの元職場さ、OJTも研修もなかったんだけど、
「それを話すのは辞めておきなさい。『引き継ぎ出来る方がおらず、自分で情報収集しておりました。その情報を一つに集めたマニュアルを作成して、皆に共有しておりました』くらいに留めた方が良い」とアドバイスを貰った。
研修も、OJTもない…とか話すと「この人、内部事情ペラペラ喋ってる。うちの会社のこともこうして言うに違いない」と人事に思われるからなんだって。
わたしはそれを言われた瞬間、鶴さんに反発した。
「でも、でも、OJTや研修がなかったことも事実なんです。ほったらかしです。これは事実なのに、なんで伏せないといけないんですか?なんで、100%こちらの落ち度なんです、みたいに面接で言わないといけないんですか?」と言った。
すると、鶴さんはこう言った。
「どうしても言いたいなら言っても良いよ。
でも、面接を突破するか、分かってもらうんだったらどっちが良い?」と。
そう言われて考えた。
しかも、分かってもらったとしても落ちるな、と。
前職の悪口を言う人、
誰も採らないよね。
そして、
何より、どうせ言っても分かんねえから!!!!
わたしの苦しみや理不尽さも自分だけのもの。
どうせ相手には伝わりません。
理解してもらおうと思う方が間違ってる。
採用面接という「商談」の場で分かってもらうように話すのは違うよね。
相手に言っても取り敢えずは頷いてくれるけど、「なんかずっと喋ってるな」「怒ってるな」で終わるんですよ!!!!
じゃあ言わないほうが自分にメリットあるじゃん!!!!?
(理解しようとしてくれて、寄り添ってくれる人はね、あなたを大事にしてる恋人や友達だけなんですよ。大事にしような!!!!本当に!!!貴重だぞ!??!)
鶴さんは言った。
「どの会社は、あなたの前職の話に興味ないんですよ。知りたいのは備わっているスキル、伸びしろ、性格、人間性、それくらい。フォーカスするポイントが間違っている」と。
確かに、と感じた。
「自分を分かってほしい」が全面に出ていたのかもしれない。
「あなたは、早期退職をしたことを自分の経歴の中ですごくマイナスと捉えているんでしょうね。だから、会社が悪いと思いたいし、沢山理由も出てくる。でも、これって面接だからね」と。
そこが正直めちゃくちゃ刺さって。
早期退職を一番マイナスに捉えているのって、私だわ、と。(笑)
その通りや、あなたが正しいです、と思いました。
よく考えたら、面接に呼ばれてるってことは、「まあ早期退職でも良いか。話聞くか」と思われている状態なわけですよ。
早期退職がダメなら書類選考で落とされている筈。
ならば、その企業は「そこはアウトラインではない」だと思っている。
でも、来た就活生がつらつらネガティブな話したら「やっぱ採るの辞めとこうかな」となりますよね。
一番早期退職を責めているのは自分自身だと突き付けられました。
鶴さんには「端的に、簡潔に纏めなさいよ!長くて1分!」と言われました。
と言うのも、長くなると面接官が飽きちゃうから。
話が長くなればなるほど、突っ込まれる可能性も高まるからね、とのこと。
確かに…。そりゃコンサル営業時代の華々しい話なら突っ込まれてもいけるよ?
でもさ、退職理由なんて突っ込まれたらボロ出ちゃいそうな話をわざわざ風呂敷広げる必要ないよね。うん。
突っ込まれたら初めて説明すりゃいいんだ。
面接官の聞きたいことにいち早く応えられているか。
結局、営業の商談と同じように思えてきた。
あと鶴さんは「人事の人の中には『ストレスを感じる話を敢えてして、どんな表情するか見たろ~、みたいな人もおるねん」と言った。
そういう時は、頑張って取り繕うのではなく、「痛い質問です(笑)」とか言っちゃうのもアリだと。
で、それ聞いて確かに、それ出来る営業、成績良さそうだなと思った。
自分から腹を見せているし、慌てて取り繕うよりかわいげがあるというか。
鶴さんからは「あなたは自己分析とか面接の振り返りとか本当に真剣にやっている。それは伝わる。もう考えすぎなくていい。完璧にしようとしなくていい。もっと気を緩めた方が素直さが出るから」と言ってもらえました。
鶴さんってピシパシ言う人だし、怖いな~って思ってたんだけど、最後「面接、上手くいくと良いね!もうすぐなの?!こっちまでソワソワしてきたわ!!」と親身になってくれて、名刺とかくれた。
「応援してるよ!また来てね!」と仰って頂けて、「あ~、今日来て良かったな」と思えた。
「自己分析はもうしなくて良いから、企業研究しっかりしなさい。それで会社で頻出されているフレーズを当てはめて志望動機作ったらええわ」と言われた。
鶴さん、ありがとう…
心構えみたいなものは分かった!
また相談させてね。
あと、もし通ったらお礼言わせてね。
で、志望する上で大事にしたいことがまた見えてきたので、そこも加味して軸を考えていこうと思います。