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「I LOVE YOU」
恥ずかしいけど、これも記録だからね。
こんな感じの記録も残したいからね。
本を読んで、考えたことだもんね。
これは読まなくていいよ。旦那さま〜
かの夏目漱石が「月が綺麗ですね」と訳したあの英文。
わたしだったら、なんて訳すだろう。
訳すとしたら「おかえり」かな。
わたしは彼が帰ってきたときの鍵を開ける音が好き。
「ガチャ」
「帰ったよ〜」と玄関から声が聞こえると嬉しくなる。
今日あった出来事をお互いに話したり、夜ごはんを一緒に作ったり。
録画した番組を見ながら一緒に大笑いしたり。
そんな時間が楽しくて、いつも夜が待ち遠しい。
だから、わたしも待ってました〜と言わんばかりに「おかえり〜」と声をかける。
あ、でも「おはよう」もいいな。
わたしがいつも少し彼より早く起きる。
部屋の換気をしたり、お弁当を作ったりしているわたしの横を通り、
「おはよ〜う」と彼は目をこすりながら挨拶をする。
わたしも「おはよう」と声をかける。
こんなふうに始まる1日もいいんだよね。
当たり前の挨拶だけど彼と交わすことで、わたしの毎日はあたたかい。
ただなんでもない挨拶も「I LOVE YOU」と同じくらい愛おしいものなんだね。