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書けなかった時間

ここ最近、めっきり文を書かなかった。書けなかったという方が正しいのかもしれない。
それは、アウトプットする力を別のところに注いでいたから。
わたしの性格上、二つのコップに同じだけ水を注ぐことができず、全力でひとつのコップに注ぎきることしかできなかった。

思わずガッツポーズをしちゃったくらい青く高い空が広がっていた日にわたしたちは結婚式をした。
大好きとこだわりを詰め込んだ式。だから、全てを出しすぎた。
式が終わっても、それを言葉にすることもできなかった。
自分が、すっからかんになっていた(燃え尽きたとかじゃなくて、言葉が出てこない。なんていうか、ふわふわして言葉が思い浮かばない)感じ。

そこから、あっという間に時間が経ち、もう10月に入ろうとしている。
そろそろ書きたいかも。という気持ちがふつふつと湧いてきた。

「よし、今だ!」と読みたかった本を3冊購入した。わたしは、書きたくなると本を読みたくなるらしい。
(そういえば、その前兆として書店を訪れる時間が増えていた。)

好きなものを自分の中に吸収しつつ、それらをとどめることなく流れるように排出する感じ。
この感覚が心地いい。

正直、書けなかったときは「大丈夫か、わたし。」と不安になった。だって、「書く仕事がしたい」とか言いながら、まさかもう書くことに飽きてしまったの?と自分のことを疑ってしまったから。

そんなふうに自分を心配しちゃうくらい、結婚式にのめり込んでいたんだ。

思い出すだけで、涙があふれるような日を大切な人たちと過ごすことができた。その日のために、私たちは一年間準備をしてきた。この一年間で、いろいろなことが変化した。ふたりの在り方、それぞれの考え方、これからのこと。
いろんなことを考えて動いて、カタチにしたからこそ、書けることも増えたはず。

ではでは。
ちょっとずつ、書く生活に戻ろうか。


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