社員へのTo-Be共有は必須!自律的な人材づくりは選択肢の提供だけでは始まらない
人材マネジメントで実現すべきポイントの1つ目、”人材の目指す状態、実現時期を明確にする(To-Beの明確化)”の手順やポイントを何回かに分けて説明したい
まず、事業戦略をブレークダウンし、どのようなプロセスで戦略が実現するかを具体化して、どんな職種のどんな階層の人材がいつまでに何人くらい必要かを明確にするときのポイントの一つは、その目指すTo-Beを”社員に共有”すること
最近、"自律的な人材"っていうフレーズ、よく聞くでしょ?社員に自らのキャリアを描かせて、自分でトレーニングや配置を決められるように「選択肢をたくさん提供」する企業が増えてきてるのはそのせいだよ。
でもちょっと待って。自分で考えること、選ぶことを社員任せにしすぎてない?自社がどんな中期的な戦略を持ってて、そのためにどんな職種のどんな活躍が重要になるのか、これを社員にきちんと共有することが大事なんじゃないかな。そうすれば、社員はどんな仕事やトレーニングを選び、どう成長していきたいのか、それが描きやすくなるんじゃない?
最終的には、「会社が望むこと」と「社員が望むこと」がぴったり合うほど、パフォーマンスが高まるんだよ。選択肢を広げるだけじゃなく、自社が戦略と人材に求めたいことをしっかり考えて共有すれば、その多様性が社員の思考と行動を高め、自律的な人材を生み出すんじゃないかと考える。
というわけで、今日の一言は「To-Beを社員と一緒に考えよう」。一緒になって未来を描き、そのために何が必要かを共有しよう。そうすれば、自律的な人材が自然と生まれるはずだ。