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【千字文0001】ザゴールの迷路を彷徨った日々。

最近はもっぱらtwitterでの書き込みばかりで、長くても読書メーターの255文字くらいの文しか書けてないなあ、と。でね。その長さで畳みかけるのも確かに楽しいんだけど、やっぱもう少し長い文章を1日1テーマで書くようにしよう、と思い立ちました。

で、タイトル考えてたんだけど。どうせなら1000文字を1000回書いて1000000文字をめざすか、ってことで「千字文」にするよ。タイトル前の数字は「回」ってことでな。

前置きこれくらいで。

好きなものの話なら、幾らでも書けるだろうから。今日は「欧米テーブルゲームとの出会い」話にします。

『人生ゲーム』や『億万長者ゲーム』などの「タカラのアメリカンゲーム」については、幼年期ということでいったん飛ばします。

中学に入ったあたりで、「寄り道」という悪徳を覚えたての自分は、毎日のように横浜ルミネの有隣堂(当時5階)や、今は亡きシャルとジョイナスの栄松堂にたむろしてたのですが、そこで出会ったのが『火吹山の魔法使い』【S.ジャクソン、I.リビングストン】でした。

アドベンチャーゲームブック。

ファミコンが世を席巻する直前、1980年代前半の日本において、知力はあってもお金は無い中高生には、最強レベルのエンタメでした。

何より「自分が選んだ結果によって、ストーリーが変わる」という点が、コスパの良さに繋がったのが大きいです。幾ら文庫本が安いとは言え、中高生の小遣いで月何冊も買えないですし。

「ダイス振って戦闘やイベント結果が決まる」というシステムも、とても新鮮でした。ええと、今ではごく当然に「RPG」というものが知識として浸透していると思いますが、当時はFFもドラクエも無く、海外の情報だってほとんど入ってこない時代ですからね。

「なにこれめっさ面白い」ってんで遊びまくって。当然、次の段階として「じゃあ今度は自分で作るか」ってんで、一生懸命、手書きでマップとパラグラフ作りました。今考えると、よくあんなにいっぱいシャーペンとレポート用紙で書いてたな、当時の俺は。

『ソーサリー』シリーズ4分冊が高校2年くらいか。『王たちの冠』の1000パラグラフに圧倒され、エンディングに到達したのが、ちょうど部活の引退と大学受験準備にかかる時期で、以降、ゲームブックからは離れました。

ファミコンが普及し、ゲーム機でRPGが遊べるようになって、ゲームブックブームが終わるのと、ほぼ同時期。

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