作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part6:自動車学校にどのように入社したのか?
こんにちは。
教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。
教習指導員としてOTが自動車学校で働くのは日本初!!です。
前回は、自動車学校に転職してから取得・認定された資格について投稿させていただきました。
今回は、自動車学校にどのように入社したのか?という点について投稿していきたいと思います。
2022年、4月から石川県の自動車学校に勤務していますが、
それまでは総合病院にて勤務しておりました。
医療機関からスムーズに転職ができたか?
自動車学校側が作業療法士を雇うのに難色を示したか?
という部分について私の経験と経緯を書きたいと思います。
長くなると思うので、
何回かに分けて、投稿をしていきたいと思います。
~病院時代 前編~
≪病院での活動≫
病院時代に、リハビリドクターから打診があり自動車運転支援を開始しました。
勤務していた病院は以前から自動車運転支援は行っておりましたが、平成26年の法改正に伴いシステム整理と新たな仕組み作りが私に与えられた課題でした。
元々地域の自動車学校と連携していたので、仕組作りにおいて自動車学校との連携は比較的スムーズにいきました。
≪職能団体での活動≫
一方…県内の医療機関が自動車学校と連携しているか?という点については、
県の作業療法士会で委員会活動として活動する中で、苦慮している施設が多いことを知ることとなりました。
県士会での活動の中で、県内OTの自動車運転支援のベースアップと他組織との連携が課題となりました。
まずは、ベースアップを目的に勉強会や研修会の企画を中心に活動を行い、
併せて、他県の作業療法士会や作業療法士の取り組みについて交流や見学などから情報収集を行ってきました。
~病院時代 後編~
≪病院での活動≫
連携はスムーズに…と述べましたが、それでも自動車学校側からは「実車運転に来る」という位置づけでした。そのため、自動車学校職員の方に“病気の説明”や“病院でどんな評価を行っているか”、“何を目的に自動車学校にくるか?”ということを、説明させていただく活動も行っていました。
また、同時期に大学院の修士課程に進み自動車運転支援について研究を行うことになりました。
研究では、自動車学校との連携が必須になる内容ということもあり、研究協力のお願いにも伺ったりしていました。
≪職能団体での活動≫
県内OTのベースアップのための活動は続いていましたが…自動車学校との連携については、なかなか進まず…という日々が続きました。
この時に、
医療機関の中からだけでは、OTの意向を伝えるだけではうまくいかないのでは?
と疑問に感じました。
そんな経験から、
令和元年に、
地域の青年会議所、商工会議所が合同で行う会議が行われることを知り…
飛び込んでみる!
という選択をしました。
この時に出会ったのが…
現在勤務する自動車学校の社長でした!!
さらに…
社長は30代、青年会議所でも中心的な活動を行っているような方で、
地域作りに熱心に取り組まれていました。
(現在、青年会議所会長)
元々、自動車学校と連携はしていましたが
実際にお会いするのは、指導員や検定員の方が多く経営者と直接会うことはありませんでした。
自動車学校の社長にお会いし、想いを伝えることができた!
という部分が現在に繋がる1つであったと現在は考えています。
さて、
長くなりましたので、本日の投稿は一旦ここまでとさせていただきます。
次回は、
自動車学校にどのように入社したのか?の、続きを書いていきたいと思います。
また、時間があるときに覗きに来ていただければと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。