作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part34:手段は万能でなないということ
こんにちは。
教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。
教習指導員としてOTが自動車学校で働くのは日本初!!です。
前回は、“Mission”について書かせてもらいました。
今回は、 “手段は万能ではないということ”について書いていきたいと思います。
~手段の必要性~
今回、手段について記載していくことを考えているが
手段とは「目的を達成するために途上で使う方法」とされています。
目的を達成するという点において、自動車学校の手段は大きく分けて、
教習の目的として実技教習と学科教習を“指導する”手段と、学習による効果を“測定する”手段があると考えています。
“指導する”手段としては、最近でいうと「オンライン教習」と「対面教習」という方法などによっても分けられるかと思います。
また、“測定する”手段としては、仮免許取得と卒業検定時に行われるペーパーテストが主になっています。
さて、
ここまでは、自動車学校における新規ドライバー育成の面での手段を記載させてもらいました。
しかし現在、発達障がいや精神疾患を有する方への支援も行う自動車学校が増えていると感じています。その中での手段となれば、上述した手段に加えて個々の特性などに合わせた手段必要であると考えています。
また、“指導”や“測定”の場面での合理的配慮についても手段の一つであると感じています。
冒頭にも記載した通り、
手段とは目的を達成するための方法であり、必要な方法であるといえるかと思います。
一方で、目的の達成のために選ばれる手段については、使用する側の影響も大きく関係すると考えており、
その点について、下記で述べたいと思う。
~手段は万能ではない~
「手段は万能ではない」と項目名にしましたが、一つの手段で全てを網羅できる…という手段は存在しないと考えています。そのために、様々な手段や方法、別法が存在していると思います。
“手段”の目的は何か?
という中には、“適応”が含まれていると考えています。
というのも、手段は万能ではなく“誰に”、“いつ”、“何を”考えたうえで使う必要があると認識しています。
全ての対象者が、一つの手段で目的を達成できるというわけではない事を、認識する必要があると考えています。
当たり前のようですが、
実は、難しい事であると思います。
教習生が入校した時に、一つの流れで機能評価等を行うことがあります。
この部分についても、各手段の目的や対象を考えたうえで、逸脱した方がいるか?別の方法を検討すべきか?と考える必要があると思っています。
~適応とそれ以外を知り対応する~
では、上述した1つの“手段”では対応できない方がいた場合に直面することがあります。
その場合に必要なのは、1つの“手段”で判断するのではなく、
別の“手段”を模索し、対応する必要があると考えています。
もちろん、“手段”を使うときには“手段”の知識も必要であり
さらに、目的を達成するための周辺の知識も必要になると考えています。
“今ある手段”が万能ではなく、適応外となる方にどのように対応するか?
とても重要であると私自身、再認識いたしました。
本日は、ここまでになります。
次回も、感じた事などを書いていきたいと思います。
また不定期になると思いますが…
時間があるときに、覗きに来てもらえると嬉しいです。
それでは、良い一日を。
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