作業療法士が教習指導員として働き始めてみた!Part68:安全のための具体的行動

こんにちは。
教習指導員の資格を取得した、作業療法士(OT)です。
教習指導員としてOTが自動車学校で働くのは日本初!!です。

前回は、“高齢者がこぼした言葉”について書かせてもらいました。
今回は、 “安全のための具体的行動”について書いていきたいと思います。




~安全に近づく運転行動~


“安全に近づく”と“危険から離れる”
という言葉を、教習の中でお伝えすることがあります。

初心ドライバーの教育の中で、
免許を取得した後の運転行動を意識しながら教習を行っています。

具体的な例を挙げると
「ハンドル操作での危険回避ではなく、まずは速度を落とす」
というような、安全のための運転行動とは何か?
また、その選択肢はどのような物があり、どのような順序で判断していくとよいか?

という事をお伝えするようにしています。

この点も、なぜか?
という目的をしっかりとお伝えすることを意識しています。




~安全運転に近づくとは?~


先述の例として挙げた、運転行動では
「ハンドル操作で危険回避をすると、さらなるリスクが生じる事」
も御伝えしています。

そうなったときに、自分自身が危険を回避する行動が
結果、別の危険やリスクに近づく運転行動となってしまいます。

自動車運転は
「認知・判断・操作」が重要であるといわれており、
判断および操作については、実際の自動車運転を行うことと
その操作がなぜ必要か?という意味付けをしながら、ドライバーの引き出しを増やしていくことが重要であると考えています。




~医療機関からの転職で~


これまで述べてきた部分は、
中々、医療機関で務めるOTとしては介入できない部分であったと認識しています。

教習指導員としての教育および経験を積む事で、
OTとしての介入で経験してきた部分と結びつけられると信じています。

作業療法
教習指導


の双方の学問を活かし、
今後も活動していきたいと考えています。




本日は、ここまでになります。
次回も、感じた事などを書いていきたいと思います。

また不定期になると思いますが…
時間があるときに、覗きに来てもらえると嬉しいです。
それでは、良い一日を。

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