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私の仕事遍歴〜「お金をもらって社会勉強ですか」と言われた使えないバイト時代

すずこです

前回の記事ではなんとなくnoteを書く理由というか
きっかけになっている機能不全家族、アダルトチルドレンからの脱却の経緯を
さらっと書いてみました

ここでもう一度一言で表すと、
死にたいと何度も思って誰にも本心を言えない人間だったけど一丁前に幸せだなと感じている私から今つらくて仕方ないと思っている人にそれを乗り越えた人ここにいるよー!大丈夫だよー!って知らせたい
そして、私でよければ一緒に乗り越えます!

と宣言すべく記事にしています

救うなんてすごいことはできないかもしれないけど
私がしてきたことや私が通ってきた道を開示することで
サンプリングになればいいなあと

こんなダメ人間いるんだなあと安心材料になってもらえたら

それで、今日は私の黒歴史の一部…
本当はこんな風にオープンにするの気が引けるけど
たった1人にでも届けばいいなと
思い切ってさらしていきます…!!


初めてのアルバイトで「パン屋さんになるのが夢でした!」と履歴書に書いて鼻で笑われる


高校3年の部活引退後に初めて自分で応募したパン屋さんのアルバイト
緊張しながら大型スーパーのパン屋さんに面接へ
裏に通されてドキドキがマックスに…

そこで、履歴書を見た責任者の30代くらいの
メガネをかけたショートカットの女性が気まずそうに

「パン屋さんになるのが、夢、だったんだ…?」

と履歴書から目を逸らさずに問いかけてきた

あれ、まずかったかな
そう思ったけど、恥ずかしくなって

「はい!夢でした!」ととりあえず元気に返事をしておいた

それ以上付け加えることもせず
その責任者の女性はふっと鼻で笑いながら
大丈夫かなあと小さい声でつぶやいていた

それが恥ずかしくて恥ずかしくて…
後から、幼稚園児かよと自分でつっこんだけど
まだ気づける脳みそがあってよかったのかもしれない

その後なんとかギリギリ合格して初アルバイトが始まる


念願のパン屋さん
楽しくてキラキラしたバイト生活が始まることに
ウキウキワクワク!(まだ脳内花畑)

指導係になったのはいくつか年上の女の人
専門学校か大学生だったかは忘れてしまった
少しむすっとしてて眉毛がふわふわで肌の色が少しくすんでいて
話し方はぶっきらぼう
親切そうではない感じ

この時点で私は終わったと思った

パン屋さんの先輩と言ったら
可愛くて小柄なほわほわした癒し系のお姉さんを
想像していたから(偏見すぎる)

全然違うし…!なんかちょっと怖いし…!無理!仲良くなれない!
と第一印象で苦手だなと思ってしまって

案の定、あまり相性が良くなくて
意地悪ではないけど面倒見がいいわけでもなく
私も物覚えが悪いしちょっと呆れられているようだった

それでも、私は一生懸命仕事をした
パンの名前と値段を覚えようとたくさんメモをした
分からないことを聞くのは怖かったけど
間違ったことをしたらいけないと思って
嫌な顔をされないかと怯えながらも都度確認して
仕事は一通りできるようになっていた


なんとなくできるようになったかも


私はそう思った後が良くない
必ずやらかす


例えば、
お客様の前でパンを床に落としてしまったことがあった

私はすごく焦ってすぐに拾いお客様の目を見て申し訳ありません!と謝罪した
ここまではよかったが、袋に入っていたから大丈夫かなと思って
そのままお渡ししてしまった…

あの時のお客様の「えっ」という顔は忘れない

瞬時に、これは商品を交換する場面だった…!
と気づいた
でも、やっぱり新しいのに変えますと言う勇気が出なくて
そのままお会計を済ませてこの一連の流れを無かった事にしてしまった


落としてしまった時、
これは新しいのに変えた方がいいかもと思いつつ
その後の事務処理が面倒だからお客様が気にしていなければいっか
と言う悪魔と天使の囁きが脳内で一瞬にして繰り広げられていた

一瞬でも、新しいのをという考えがよぎったのに
楽だと感じた方に逃げてしまった

その一瞬の判断を
もう15年ほど前の出来事なのに
今も鮮明に思い出せるくらい後悔している


もうこれからはこんなことしない
自分を守るより正しいを思ったことをやろうと誓った
(できるかどうかはまた別)


そしてこの後も色々とやらかして、
こんなオープンの場所では書けないくらい
幼稚で恥ずかしいことをたくさん…

そして、タイトルの言葉を責任者の女性に言わせてしまう


お金をもらって社会勉強ですか
慈善事業をしているつもりはありません
もう辞めてください

と、このご時世でアルバイトを首になった


自分は社会不適合者なんだってその時に初めて実感した

これを書いていてもつらい
こんな私でごめんなさいって気持ちになる…


ああ、この時の私に言えるのは、
何事も勉強だよ
ってこと

経験したこと無かったんだもん
失敗して当然
後悔するほど反省したんなら大丈夫
逃げることも時には必要
(あの時のお客様へ申し訳ありませんでした)

また次がんばろ!


こんなに恥ずかしい思いをしても生きているし
成長したい!と思い続ければ社会に適合していけます(しているはず…)


ああ、これが誰かの励みになれば嬉しいです…
なるのか…?


すずこ

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