私と生理

「産科婦人科に行く＝性交渉した人」は無知。

生理痛がひどくて困るのは昼だけじゃない。

昼に痛みに耐えつつ行動しているのだ。

かなりの疲労感がある。

しかし思い通りにいかないのが生理。

布団に入ったから痛みが和らぐわけではない。

むしろ横になることで痛みが増すこともある。

「座っている方がまだ楽・・・」

これでは眠れない。

疲れて眠い。

ホルモンバランスの乱れからも眠い。

眠いのに痛い。

仰向けになってみたり。

横向きになってみたり。

うつ伏せになってみたり。

どうにかして眠れるポジションを探す。

そして結局また体育座りで膝を抱えて痛みに耐える。

暗闇の中。

布団の中でも悶え唸る私に目を覚まし

同室で寝ている弟が「お姉ちゃんが苦しそう」と

母を起こしに行ってしまう。

母も起こされてもどうすることも出来ず

私が苦しみ疲れて眠りに落ちるまで

腰をさすってくれていた。

それが本当に申し訳なくて仕方が無かった。

「痛いなら痛み止めを飲めばいいだろう」

と思う人も居るだろう。

そうなのだ。

・・・・・・・・飲んでるんです。

飲んでもこの結果だったりする。

勿論効く時は効くし

３～４時間後にやっと効いてくる。

という事もある。

飲む薬によっても変わる。

痛み止めなら何でも効くわけではない。

そしてその状態が生理開始日から2～3日続く。

なんなら生理がくる2～3日前から痛む。

「あ。痛い。そろそろか」

と思ってナプキンをつける。

来ない。

「まだなの？」

と外すと来る。

そして下着を手洗いする羽目になる。

これのどこが楽しいと思う？？？？？？？？？？？？？？

「生理」と聞いてニヤニヤする男が居たら

フォークで精巣をえぐってやりたくなる。

しかも生理不順で周期が安定していない。

自身のお腹の痛み具合で把握するしかない。

お腹が痛む月はいい。

しかし痛まず「え？今ですか？？？？？」という月もある。

もう最悪だ。

そんな中学時代を終え

高校性となった私。

毎月この痛みに耐えるのも疲れた。

子宮なんて無くなってしまえばいい。

取ってしまいたい。

あと何十年もこの痛みに耐え続けなければいけないのなら

いっそ死んでしまいたい。

痛み悶え

家族に心配されながら毎月思う事。

何でこんな痛みに耐えているのに

出産時にまで苦しまなきゃいけんのだ。

女って不幸すぎる。

もうどうにかしたくて。

父のデスクトップPCを使ってネット検索してみた。

今では想像もできないだろうけれど。

私が高校生の頃にはスマホなんて無くて。

ガラケーと呼ばれる電話とメールができるだけの携帯電話。

調べたい物が簡単に調べられる機械では無い。

（インターネットも見れたが操作し辛いし辛い）

高校で情報処理科を専攻していたからPC操作もできたが

その時代の高校生はPCは身近なものでもなかった。

そして藁をもすがる思いで見つけたのが

「生理痛が酷い人は産科・婦人科へ」

という情報。

「・・・・妊婦さん以外も行って良いんだ」

それが私の第一印象。

多分ほとんどの人がそう思うだろう。

そこも日本の悪いところだ。

当時の私は

「生理痛が少しでもおさまるのならば」

という思いだったし

まさか

「産科婦人科に行くと周りに変な目で見られる」

とは思っても居なかった。

本当にこれは学生の頃に教えるべきだ。

現代の学校がどうなっているか知らないけれど。

「産科婦人科は妊婦さんだけのものじゃない！！」

「身体に不安がある女性が行くのも当たり前！！！」

「男性が行く事だってあるんだよ！！！」

教えてほしかった・・・・・・・・・・・・。

だから私は今ここで声を大にして言いたい。

身体に不安がある人は産科婦人科に行こう！！！！！！

私は行って本当に良かったと思ってる。

産科婦人科だけではない。

コロナ禍の今。

病院に行くのも躊躇してしまうけれど。

でも本当に。

身体と心は大事にしよう。