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不完全

人間って…

不完全であって
生まれた時から死にゆくまで

完全を追い求める旅をしてるんだと思ってる…

でも完全って結局はなくて
何故なら
人間っていう生き物は
人の評価や価値観に縛られるから…

その結果ずっと完全を追い求めて
最終幕を閉じる…

自分の人生の中で
いかに自己評価して
自分を満足させる事ができるのかが人生の中の目標なのかもしれない…

自分は
不完全こそが人間らしさと感じてる…
不完全だから
一生懸命に生きる
不完全だから
幸せを感じられる
不完全だから
人の温かさがわかる

不完全だからこその幸せがそこにある…

自分はきっと完全体になる事はない…
何故なら病気があるから
だからといって
悲劇のヒロインになろうとも思わない…

自分の病気に対して
どう対処していくべきか…
どう生活していくべきか…

確かに
初めて医者に言われた時はショックだった…

ただ…一生この病気と付き合って行く事を心に飲み込んだ時に
なにか吹っ切れた…

自分が病気になって良かった事は

人の優しさを感じられるようになれた事

当たり前…という言葉は無いと自覚出来た事

小さな事に幸せを感じられるようになれた事

人に優しくなれた事

謙虚になれた事…

沢山の気づきがあった事…

だから今は…
病気に感謝している…

確かに辛い時もあるけど…
その分
沢山の小さな幸せに気づけるから

当たり前の事が出来ることが
こんなに幸せなんだって思えたり

そんな自分の心になれた事…
感謝してる…

そりゃ初めはホントに
めっちゃ泣いて喚いて
怒って暴れたりもしたけど…

結局受け入れるしかなくて…
上手く付き合っていくしかなくて

そうすると必然的に
前向きに考えるしかなくて…

その場でずっと泣いたり喚いたりしても
病気が無くなる事はない…

だったら今…
自分が出来る…
幸せに感じる事
やりたい事をできる範囲でして
小さな目の前にある幸せに目を向ける事が大切だと思ってる…

人間とは欲張りで
あれもこれもってなるけど
それは健康な身体があるから
例えお金を持っていても
天国にお金は持っていけないし
健康な身体がなきゃ働きも出来ない…
そんな当たり前が出来ない人間もいる…

自分は後者だから
最低限の暮らしでも
その中で幸せを見出す事が大切だと思ってる…

人間って
欲張りだから…

でも…
病気はそれすらも奪ってく

地位
名誉
お金
家族
幸せ

色々な物が…失われる可能性がある

その中で自分の幸せを見つけ出す
だから…
これ以下ってのが無いくらいの気持ちになる。

だからいつもこれ以上の気持ちになれた時
幸せな気持ちになれる…

そんな自分だけど
今の人生…
嫌じゃない…寧ろ
良かったのかもしれない…

これからも
病気と共に…
幸せを感じながら生きていく…


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