自分だけじゃ気づけない
本日はお稽古DAY。
平日ということもあり師匠と1対1で贅沢な時間を過ごしました。
お稽古や自主練が終わった時に気づいたことを忘れないようにInstagramのストーリーで
でつぶやいていたのですが、ちゃんと記録していきたいなと改めて思い、noteに自分用のメモ的な感じですが書き残していこうかと。
さてさて、本日は10/30、31に開催予定の展示会に向けて作品を仕上げにお稽古へ。
展示会のお題は ハロウィンにちなんで恐い怖い文字を描くというもの。
私は童話の童を選び、描きました。
【童】
奴隷が土を耕す際の労働歌として使われていたもので、奴隷の刺青の入った目と土、ふくろが描かれています。
今のイメージとは異なり、ハッピーなものではなかったんです。
いざ、描き始めると身体が全然動かないし
力も入り手だけで描いてしまっていて
構図も微妙と…散々なスタート
そんな状態の私を見て、師匠から
・紙面に収めようとしているから身体の動きが縮こまっている。もっと大きく捉えて描くこと
・描くときのリズムが一定になっていて、描いたときの線が同じように出てしまっているから、ゆっくり描くところとテンポよく描くところの緩急をつける
・同じ描き出しではなく、行き詰まったら違うところから描き始めると文字の見え方が変わってくる
・文字を描こうとするのではなく、それぞれのかたちに纏う動きや気配を感じながら描くこと
とアドバイスを受けて、文字としてそれぞれ見るのではく、3つのものが引き合って1つの姿になっていることをイメージして描くようにしました。
徐々に身体の力も抜けてきて筆の毛も開いたことで、ようやく納得のいくものが完成。
写真の左右どちらになったかは、後日展示会のレポートの際にアップします↓
大きく描くことの楽しさを改めて感じた時間でした。
そして、自分だけで描いていたらどうすべきかわからず悶々としていただろうな。
誰かから気づかされ、自分の中で消化して作品としてアウトプットできる喜びを大切にこれからも頑張ろう。
動けるうちにたくさん描いて甲骨文字の世界に浸っていたいなと思う、おすずでした。
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