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初めての瀬戸内海で、帰れなくなりそうになった話【西日本周遊旅④】


西日本周遊旅2日目は、道後温泉からはじまり、尾道を歩く、しまなみ海道をサイクリングするというプラン。

尾道でロープウェイに乗り、
展望台から瀬戸内海を眺め、
予約しておいたレンタルサイクルを借りる。

借りたところのおじさんに、
「生口島まで行けば、瀬戸田港で自転車を返してフェリーで帰れるよ」

なるほど🧐そしたら瀬戸内海で海岸歩いて、夕陽も見れるかも!

そんな思いでルートを変えた。


15:00 向島からスタート

はじめてのフェリー⛴️
穏やかな瀬戸内海の波🌊
自然豊かな景色🏞️

非日常を気の向くままに過ごすことができて満足した。


16:00 向島裏側

ちょっと日傾きはじめたな。
向島フェリー乗り場まで30分
因島重井港まで30分
それなら先へ行きたい!

16:30 因島大橋の下

ここで気づいた...
重井東港のフェリー、本数少ない!?
17:23が最終?
まだ大丈夫か。港まで行こう。

16:45 向島大橋

マップを見ると、因島重井港まで15分
17時過ぎには着けるだろう。

17:05

やっと港まで来れた!
フェリー乗り場はどこだろう?



〜フェリーの時間まであと15分〜

近くを歩いてたおばちゃんと小学生に道を尋ねる。

おばちゃん「これ中学校のところだね、でもここのフェリー自転車乗せれたっけ?」

私「?? たぶん乗せれるはず...」

おばちゃん「来た道を戻って右側に中学校が見えたら左に曲がると港だよ」

おばちゃん「ここから自転車だと10分くらいかな?」

私「え...最終フェリー17:23...。あと10分しかない!?」

おばちゃん「10分しかないじゃん、中学校のとこ左な!がんばれ!はやく行きな!」



〜フェリーの時間まであと10分〜

「これ乗れなかったらこの後どうしよう...
 真っ暗な中、自転車で来た道を戻る?
 今夜泊めてくださいって泊めてくれる人を
 見つけるしかないか?」

「フェリー乗れなかったとき考えるとして、
 とりあえずまずはフェリー乗り場行くこと
 だけ考えよう。」

「これ道間違えたら終わる...」




〜フェリーの時間まであと5分〜

「港あった!人もいる!」

念の為、フェリーの行き先、自転車が乗せれることを確認する。

「間に合った...よかった😭」



すると後ろから車が来て、さっきのおばちゃんと小学生が乗っている。

「ちゃんとフェリー乗れたかなって心配になって。この子が「お姉ちゃんはやっ!」ってビックリしてたよ〜間に合ってよかった!!」

「長野から?この後広島まで行くの😳
 青春だね〜これもいい経験だ。
 またね、はないか。良い旅を〜👋」



初めて来た瀬戸内海で、
今夜泊まる場所ないかもという心理的不安の中、
タイムリミットぎりぎりでなんとか間に合い、
緊張していた気持ちが緩んでいた。

そして、ただ道を尋ねただけなのにその方が心配して追いかけて来てくれた。

安心感と優しさに触れて、涙が出てきた。



やっぱり旅の中で出会う人との関わりってとても印象に残る。

いろんな場所で、もっとたくさんの人と出会ってみたいと思った出来事でした。

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