![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141889399/rectangle_large_type_2_57291ab42a5f7ff80084e41e3e703b44.png?width=1200)
【ジュビロ磐田⚽】【雑感】横さんの3つの”賭け”。
名古屋、長崎、福岡と続いたストレスフルの戦いから絶好のタイミングでのガス抜きゲーム。素晴らしかったです!
故に、
私たちの掌はくるくるくるーと返りまくり。180度では止まることが出来ず540度に達する勢いであります!!!
掌は、返すもの。
いいんですこれで。
勝てば官軍。故に自然の摂理。サポは今までの事なんて無かったことのように掌を返して腱鞘炎にでもなればいい。
結果が伴った時はこれでもかってぐらい讃えなきゃね。ってことで僕はですね、町田戦は横内さんが3つの賭けをしてことごとく勝った試合だと思っています。
そりゃ現場の皆さんは、自信をもって実行しているのであって決して”賭け”などと捉えていないと思いますけど・・まぁここは素人目線ということで許していただいて。
ここでいう賭けとは何なのか。
例によってダラダラと書いてみます。
■賭け① 先発ペイショット
僕はですね。悔しいドローではあったものの、福岡戦の戦い方にはかなりの信頼を置いていました。
【真実】
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) April 22, 2024
僕は福岡戦の経験値が町田相手にめちゃくちゃ効くと思ってるんですよ。
でもって高さと両ウィングのヤバさは福岡の方が上。
ただ、中盤奪われてからの速さ上手さは町田の方が上。
色々準備出来ると思いますよ。で、あとは気持ちです。
勇敢に🔥喰えるから🔥🔥#ジュビロ磐田
堅守速攻のチームに対して敢えてリトリート気味の戦略をぶつけて相手の特徴を最小化。よりその色が濃い町田に向けて福岡との一戦はかなり有意義であったはず。
ジャメさんの相棒をコタロー選手にしてプレス時の蓋役を強化。奪ってからの速攻が嵌って2点を先制。絵に描いたようなしてやったりの結果だったと思います。
で、町田戦。
横内さんが選んだのはジャメさんとペイペイの2トップ。要は福岡戦のやり方を捨てたんですよ。これには正直驚きました。
結論から言いますとこれは正解。
結果として僕が見たかった戦略的リトリートの色は薄くなりましたが、それよりも(福岡の3枚と違って2CBである)昌子、ドレシェヴィッチに1on1の真っ向勝負。
昌子のハンドがそんなストレスの賜物かはわかりませんが、相手もかなりしんどかったはず。
で、
多くの方も感じたと思いますが、このゲームでペイペイ起用の意味を見出したのがどちらかというとディフェンス面。
ペイペイがいるおかげでコーナーのニアがもの凄く安心。彼の先発にはこういった効果もある。#ジュビロ磐田 #前半終了
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) April 27, 2024
まぁとにかく頼もしかったですよ。
特にロングスローやCKに対する信頼感たら無かったです。これでもかってぐらい放り込まれたんですけど、これでもかってぐらい跳ね返してくれました。
だんだんロングスローが怖く無くなって来たんですよね。マジで。
そして最終盤の前線での競り合いもそう。
ペイペイも良く頑張ってるな。
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) April 27, 2024
あそこしっかり競ってくれるだけでかなり違う。#ジュビロ磐田 #後半40
ありゃ助かりますよ。
”とりあえず行ってる”って競り方じゃ無かったですからね。すべてのボールに対してガチ。
いつもならスペースへの推進力を求める自分ですが、2-0でこのゲーム逃げ切るとの意思を感じ取ってからはもう彼無しでは見ていられなかった。
てことで横さんはまず2トップ起用という賭けに勝ったわけです。
まずはこれが掌くるくるーの一つ目。
どんどん行きます。次。
■賭け② キーマンに鹿沼を指名
多くの方が藤原健介の好調ぶりに目を細めていたと思います。
中盤を掌握しリズムを作ることの出来る選手になったプリンス。福岡戦ではもはや王位継承してキング級の存在感でした。
健介くんて屈強でもなく、初速速いわけでもないけどもの凄く読みが良いんだよね🤔ここまでスマートなセカンド回収マンは見たことない。
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) April 20, 2024
そんで(前半は)走行距離上位だし平川くんのアシスト未遂まで。
プレゼントしないと言う横さんが酷使する理由も納得。
となるといよいよゴールが欲しいね🔥 https://t.co/q25nKhEeq6
4-4-2町田戦はミラー濃厚。その時点でイニシアチブの優劣はボランチに依存する。と、みていたわけですが
横内さんはこのキーマンに今シーズン初先発の鹿沼直生を選択しました。
これにも驚きましたね。
結論を言えばこれも正解となりました。
昨シーズンより明らかに初速が増したカヌーは滾ってましたね。あぁ調子が良いんだなってのが伝わってきました。健介くんより良かったというよりは、鹿沼も十分に良かったといった感じ。
特に(チームで決められていたのか)仙頭選手に対して上原鹿沼コンビの寄せは速かった。昨年やられていたことをやり返していたわけで、これもまた横さんの勝利かな、と。
しかしですね、
押し込まれてから健介くんと違ってカヌーはかなり下がるんでね。僕はこんなポストをしたりしました。
カヌの位置がめっちゃ低いので2トップ競ったボールがほぼ収まらないけどこれも狙いなんだろうか。
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) April 27, 2024
福岡戦のディフェンスの良さがほぼ無いのがもの凄く気になる。#ジュビロ磐田 #前半30
2トップに向けて長いボールを蹴ってからのセカンドがあまりにも取れない。横さんはこれを容認してでも彼のAT入り口での蓋役を求めたのか。
カヌは明らかにボール奪取の初速が上がってる。
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) April 27, 2024
自陣に引かされた時はエリア前で効いてる。
問題は奪ってからの推進力。今は前の2人に蹴ってるだけのためセカンドはほぼ回収できず。
ただ新潟戦のように1回でも嵌ればビッグチャンスに。
横さんはこれを狙っているのか。#ジュビロ磐田 #前半終了
ここのところの真意は不明ですが、結論から言うとそれで良かった。
エリア前ではかなり効いていたし、前半0点で終えられた大きな要因となっていましたね。
後半途中での交代はあるとみていましたが結局90分完走。久しぶりのリーグ戦でさすがとしか言いようのないパフォーマンスでした。
いずれにせよこれでボランチの競争も激化。
頼もしい漢が帰って来て(見ている側は)益々ワクワク出来る展開に。横さん的にはチームビルドの観点からも理想通りの起用的中だったのではないでしょうか。
就活生は「私は潤滑油のような人間です」の代わりに「ジュビロ磐田 鹿沼直生のような人間です」と言えば全員受かるのでは。#ジュビロ磐田 pic.twitter.com/Are4UQmcva
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) November 14, 2023
■賭け③ 西久保起用の真相
名古屋戦にて相手と対峙する際のJ1基準のを痛感したものの、松原選手の怪我もありその後も起用され続けていた西久保くん。
徐々にアジャストしてきた印象もあり、ついにこの試合では松原選手復帰でありながら右の先発を掴み取ることとなりました。
序盤で町田LSHの藤本選手を手で倒すシーンがあり「お。大丈夫か!?」と思いましたがそれ以外はほぼ何もさせず。明らかに彼のスペックは上昇してますね。
そしてそして、
彼がこの試合起用された意味。それを見ている我々に突きつけたのが他でもありません。空中戦でしたね。いやマジで強かった。
特にデュークが出てきてからはヤバかった。頭同士では全勝じゃないですかね。相手はオーストラリア代表ですよ!「陸くんスゲェ!!」と思ってリプレー映像見て「おぉ!西久保くんだったのか!!」と思った人はたくさんいたはず。
磐田エリア内に突如として生えてきた2つのブロッコリー。
雨後の筍ってのは聞いたことがあるんですけどブロッコリーも雨が降るとあんなに伸びるんですね。
そんでこれ。
ハネカエシーハイになってる。
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) April 27, 2024
行けるぞこれは。#ジュビロ磐田
もうね。これはあれですよ。ハネカエシーハイです。ランナーズハイとかそういう類。ニューワード誕生しました。
気持ちよくなっちゃってる。クロスが上がるたびにびよーんと伸びて、声が聞こえてくるんです。「いやっほーい」みたいな。陸くんなんて待望のブラザー誕生がよほど嬉しかったのかいつもより2mは高く飛んでいましたね。こうなったら無敵ですよ。
脳内で分泌されるβ-エンドルフィンというホルモンがもたらす幸福感。そう。ハネカエシーハイ。横さんはこれを狙っていたのかと(違う笑)。
陸、リカ、西介、ペイペイによる4大タワー構成。ドキドキしたロングスローやアディショナル10分でしたが本当に頼もしかった。
横さんにはこの展開が見えていたのかもしれませんね。
■最後に
勝てば官軍。
すべてが将軍様の思い通りだったかはわかりませんが、とにもかくにも”決して悪くなかった”福岡戦から大きく変えて、横さんは勝負に勝ったのです。
これにはあっぱれとしか言いようがありませんし、何より応えきった選手たちに最大級の賛辞を送りたいですね。
僕はこちらのnoteで、
勝ち点0を1に。勝ち点3を3のままに。戦術を超えたところで選手が成し遂げちゃうような、そんなゲームがあったって良いと思うよ。
と書き記したわけですけども、今回のゲームはまさにそんな要素を含んでいたのではないかなと感じました。
本当に頼もしかったです。チームも、個人も。それからホームのサポーターも。
さて、
次回は福岡、町田とはまたガラリとタイプの違う相手との戦いが待っています。同じやり方を突き通して打開できるほど甘い相手では無いでしょう。
しかし、いやだからこそ楽しみでなりません。
横さんが何を考え、どんな策を練っているのか。
それを実現するために選ばれるのが誰なのか。
そしてその選手は、応えてくれるのか。
個人的には今シーズン初の現地観戦。
熱い磐田サポーターの皆様。横浜でお待ちしております。皆で連勝を勝ち取りましょう!!
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!