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【週刊ユース分析】第44回クラブユース代表チームをプレミア基準で分けてみる!!

さて前回のnote(選手権をプレミア基準で分けてみる)にて、今年(第99回)の選手権のランク付けをしてみたわけですけども・・・

冬の選手権とはあくまでも「高体連」チームの全国大会なのであって、この年代全体の日本一を決める大会ではないわけです。


高校の部活以外にも、クラブユース、街クラブに所属してサッカーをしている少年たちは山ほどいるわけで。今回はこちらをピックアップしてみたいと思います。


クラブユースの全国大会は3種類


まずは、クラブユースに所属するチームが日本一を目指す全国大会を整理してみたいと思います。

大きく3つの大会に分けられます。

① Jユースカップ

1993年からJFA主催で行われているクラブユースのトーナメント大会。原則J1からJ3の全クラブユースが参加する大会となっており、文字通りJユースのトップを決めるトーナメント大会です。

毎年9-12月に開催されていたが今年はコロナの影響を受けて中止となっています。

② 高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ

通称プレミアリーグ。クラブユース、高体連の部活など、すべての第2種登録チーム(U-18=高校生年代の選手によるチーム)に参加資格があるリーグ戦です。

私が、高校サッカーを語るうえでこのリーグに注目すべき。と言っているのは他でもありません。全チームが参加しているからです。

今年はコロナの影響で地域ごとの限定リーグ戦となりました。


③ 日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会

1977年から開催されており、今回で第44回目を迎える歴史ある大会です。通常は毎年7月末から8月上旬にかけてグループリーグから開催されるのですが、今年度はコロナの影響を受けて12/25~30の短期間でトーナメント形式のみで行われます。

今回のnoteでランク分けしてみるのはこちらの大会になります。

ランクの基準は以下の通りです。

ランクAA 19年度プレミアリーグ所属
ランクA  19年度プリンスリーグ上位チーム
ランクB  19年度プリンスリーグ下位チーム&昇格チーム
ランクC  19年度都道府県リーグ所属(昇格組を除く)

今年度の変則リーグは地域別に括られていたため参考値から外します。



それでは早速ランク分けしてみましょう

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ランクAAのチームは11。

ランクAのチームは7。

前回まとめた高校サッカー選手権と比較して、”プレミア基準”であればこちらのトーナメントの方がレベルが高いと言えるかもしれません。

※注目度の高い低いの分析は次回以降の記事でしていこうと思っています!


逆にランクAAで大会に出られていないチームの方が少ないのですが、例えば、

柏レイソルU-18(千葉)こちらは予選でジェフ千葉に敗れています。

ジュビロ磐田U-18(静岡)こちらも予選でアスルクラロ沼津に敗れています。

また、関西勢は(くわしくは読み解けませんでしたが)コロナ禍で参加辞退したチームがあったようですね。


私的、注目カード!!

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やはり、プレミア昇格組がどこまでいけるかが注目です。

AA サガン鳥栖(佐賀)vs C ヴァンフォーレ甲府(山梨)
AA 横浜FC(神奈川)vs B ロアッソ熊本(熊本) 

てことで、まずはこの2枚でしょう。

ランクの通り順調に勝ち進めるか。個人的にはベスト8での直接対決も見てみたいところです。

そして、

AA FC東京(東京)vs AA 名古屋グランパス(愛知)

関東トップの東京と、ディフェンディングチャンピオン名古屋のいきなりの対決。

こちらもかなり熱いカードになるはずです。


渋い(笑)カードとしては

C アスルクラロ沼津(静岡)vs A カマタマーレ讃岐(香川) 

でしょう。ランク低めながら東海を2位で通過した勢いのある沼津と、新たにGMに就任した”ガンバユースを作った男・上野山氏”のイズムが加わった讃岐との対決。

今後強豪となるであろう両チームの歴史を見届けるうえで面白いカードと言えそうです。



最後に、

今回変則で行われることになったクラブユース選手権。ちょうど高校サッカー選手権が開幕する前日(12/30)にチャンピオンが決まるわけですね。


日本サッカーの明日を見届ける2種ファン皆さんは、こちら2つとも連続チェックして年末年始を過ごしましょう!



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