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【ジュビロ磐田⚽】【雑感】2025ジョン磐田の開幕戦を殴り書いてみる!!
いやー始まりましたね。
私事ですが、子供がちょうど受験でして。
1年ほど前にですね。私が会社からもらってきたコロナを家内でぶちまけたせいで夜な夜な勉強してきた長女が定期テストを受けられないなんていう「事件」がありまして。
父親としての威厳はそこで失墜したわけですけど。まぁそれは良いんですよ。でも受験に際してそれをしてしまっては威厳どころか生きる資格を失ってしまう、ということで今回は念には念をおして受験の1週間前から実家に帰省して引きこもったわけです。(必死!!)
・・・待てよ、と。
ちょうどこの時って2025シーズン開幕戦じゃない?と。これって行くしかなくない?と。
子供は緊張と集中の極限かと思いますが、いったんそれは忘れてチケットを漁ってみたんです。そしたらですね。リセール。ありました。スマホであらよっと。開幕なんで豪華にSS席をゲット。あざす。
こうして受験は優秀な我が子に一任するとして、不届き者の父親はホームの開幕戦に乗り込むことと相成りました。イエーイ。
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■良かった点
さてここからは”良かった点””心配な点”として、現地にて感じたことを興奮と共にダラダラと殴り書いてみたいと思います!!
これは深めの考察、というよりもあくまでもパッション。そんな意見もあるかーぐらいの感じで共有していただけたら幸い。それでは良かった点からひとつづつ。
●江﨑というセンス
まずはコレですかね🔥🔥
ジョンになってボール保持に拘ると改めて宣言されたわけですけども、そこで大事になってくるのがCBから始まる攻撃。
これまで跳ね返す、遠くに強く蹴るというのがスタンダードだった磐田の最終ラインに、運ぶ、いなす、相手の裏を突いて縦にも横にも出す。というエッセンスが加わりました。嬉しかったわー。
プレスに来た相手って過剰に恐れる必要ないんですよってのを磐田サポに理解させる保持り方。上手かったですね。
特にポッキーのごとく縦に付ける時。いや味があるという意味ではプリッツの方が良いか。どっちでも良いか。つまりは目線や軽いフェイントで相手の隙を作る動きは痛快でした。
ご本人も専用スタジアムでのゲームを本当に楽しんでいるみたいなので、これからも最高の雰囲気を作って鼓舞したい!
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●ボランチの顔出し
出すために動けるCBがいたら次に大事なのはボランチの顔出し。こちらも約束事のとおり右なら中村、左なら上原が必ず降りてきて出口を作っていました。
相手が居れば最終ラインかキーパーに戻す。フリーならターンして前に。文字にすると単純なんですけど昨年ってここの徹底すらなされていなかったですから。
そうこうしているうちにミドルでプレスしていた水戸は開始20分ぐらいでそれを諦めてブロックを敷くようになりました。
こんなことここ数年の磐田って無かったんですよ!!!相手がプレスを諦めたんですよ!!!!!うひょーーーーー。
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●4-4-2に対する優位すぎる優位性
もう一つの発見はコレですかね。
相手のプレスをいなしたらご褒美が待っています。磐田の4-2-1-3はここが一番のポイントかと。言い換えるとこのためにやってる布陣。
水戸のように相手が4Bだと必ず倍井かジョルディが空く。それはそれは面白いように空きましたね。
先ほど書いたように前半相手がブロックを敷いてからは鳴りを潜めましたが、後半の先制点は相手が再び前からイケイケになったところをかわして得たチャンス。
開幕戦で早速結果が出たのは本当にデカい実績かなと、そんな風に思います!!
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●佐藤凌我という心臓
痛快だった先制点。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) February 15, 2025
🏆 明治安田J2リーグ 第1節
🆚 磐田vs水戸
🔢 1-0
⌚️ 53分
⚽️ 倍井 謙(磐田)#Jリーグ pic.twitter.com/V10DMpxhmi
ジョルディも倍井も素晴らしかったですけど、やはり中盤でボールキープしきった佐藤凌我の貢献度は鬼高い。
ここで潰されるかどうか。それが勝敗を分けると言っても過言ではない。
しかも出した後にストライカーらしくフルスロットルでゴール前に詰めてるのも熱いですね。
先ほどボランチの顔出しについて言及しましたがボランチにボールが出たあと、あるいはボランチに出せない時。佐藤凌我が気の利く”落ち”を繰り返していたのも特筆に値。これもジョンさんの指示通りだと思うのですがもの凄い貢献度ですよ。
マリノスだと西村のタスク。大変ですが彼ならやってくれるでしょう。期待と敬意をこめて心臓と表現。
本当に期待しています!!
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●明らかに高まった緊張感
試合前のシュート練習ってのはチーム内の緊張感を見るうえでひとつポイントになるかな、と着目していたんですけど。
驚きましたね。
シュー連どころかゲーム前のアップで5 vs 5のミニゲームを始めました(汗)。
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追い込む、奪うと、かわす、繋ぐの練習ですね。ほんとビルドとプレスに拘ってますよ。試合の直前まで突き詰める。こりゃ否が応でも緊張感高まります。
その後のシュート練習も昨年より精度向上していたように見えたのですがどうですかね。
あとはゲーム中の緊張感として中村駿からその一端を垣間見ました。
ボールがGKまで落ちた時に明らかに縦に入れるべき場面で永嗣さんがロングボール蹴ったんですよ。これに中村駿が激昂。
尊敬する大先輩にも正当に要求する。彼は本気でピッチをコントロールしようとしている。怒れば良いってもんじゃないですけど勝ちたいなら遠慮している場合じゃない。
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特に伝統的に若手がおとなしい磐田ですから。こういう緊張感を見習ってどんどん下からも突き上げて欲しいところ。
■心配になる点
それでは続きましてこちらの印象も。
まずはこれかなー。。
●リカ松原 左足限定問題
前半は目の前だったんでだいぶ気になりました。
先ほどボランチの顔出しについて述べましたが、水戸も磐田の左側についてはしっかりスカウティングしているんでしょう。コースの消し方が徹底されてました。
松原は右足で出さないので降りてきた上原に入ることはほとんど無く、倍井に付けるかリカに戻していた印象。
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リカも同様で本来であれば右足で江﨑に出したいところ左足で川島まで戻すシーンが多かったように思います。
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右足で素直に出していれば明らかに局面変わった場面も何度か。これについてジョンの目にはどう映っているのか。
もちろんスタメンの優劣を決める要素はこれだけでは無い(インナーラップの適性は松原が一番。リカのサイドチェンジはストロングのひとつ)ですけど、ジュビロ磐田がビルドを極めるならひとつポイントになるかなと感じました。
●GKのフィード精度問題
ビルドを志向するチームにおいてGKのフィード。いや、フィードとは言わない方が良いかもしれない。GKからの中距離パス。これってのは非常に重要になるはず。
その点において開幕戦を任されたエイジさんは少し物足りなかった印象。
クリアじゃない。パス。時にはプレスに来た相手を一気にひっくり返せるパス。相手にとって脅威でしかないGKからのパス。
そりゃもちろん簡単ではありませんし、リーグ見渡しても一握りしか出来ない難問ですけどここはもう少し頑張りたい。言い換えればレジェンドキャプテンの牙城を崩したいならここが一つポイントになるのかな、と。
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●ブロックに対する引き出し
さて。
ミドルプレスのいなしについては進化を見せていた磐田。前半途中から水戸がプレスを諦めてブロックを敷いてから少し停滞したのは現場にいたほとんどのサポが感じたはず。
個人的にはですね。ある程度は良かったと思うんですよ。良かったというか昨年とは明らかに違いを感じた。
粘り強く何度もボランチに入れて前を向けたら一気に最終ラインを上げる。そうしてコンパクトになるとパスが回りだしてサイドに叩く。
ジョルディに出れば川口が、倍井に出れば松原がインナーラップしてゴール前を厚くする。ある程度意図は見えました。
しかしですね。
そうじゃなくて、苦しくなって前のペイショットめがけて大きく蹴るシーンも多かったんですよねー。既視感 of 既視感。
水戸戦はある程度ペイペイが収めてくれたんでまだよかったですけど、J1だとほとんどそれが通用しないことは経験済み。
シーズン通してどれだけ減らせるか。ここは伸び代です!!
●オープンになると必ず現れる受け身磐田問題
続いて失点シーン。
家に帰って改めて映像見ましたがあれですね。3失点して失うものが無くなった水戸の勢い(人数もリスクヘッジ無しで相当かけてた)にただ単に屈した失点だったと思います。状況としては異質。
しかし!本当に強いチームならそれすら跳ね返してクリーンシート出来るのが定石。磐田って得てしてオープンになって相手に勢いが出るとついて行けなくなる傾向があるんですよね。今シーズンもまたそれでした。
こういう時って相手の圧を感じるけど、言い換えると相手はギンギンにリスク背負ってるんですよね。つまりは追加点のチャンスなんですよ!
横綱のごとくしっかり受けてあざ笑うかのように追加点。そんな磐田が見てみたい。まずは個々が局面で負けないこと。もうこれに尽きるかと。。
●セットプレー!!!
最後はコレです。
やられましたねー。ペイペイが退いてから何となく不安定になったんですよ。
失点シーンはマンツーなのかゾーンなのかよくわからない守り方で、折り返したところは金子の個人的な競り負け。失点はそりゃそんなゴールマウス近くでゾーンで守っててもやられるでしょ。としか言えない失点でした。
ペイペイ下がってから明らかにセットプレー怪しくなった。
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) February 15, 2025
終盤の2失点はジョン戦術の弊害でも何でもないだろう。要らない失点だったな🥲#ジュビロ磐田
■まとめ
現地観戦ということもあり思ったことをダラダラと書いてみました。
色々とネガティブなことも書きましたけど、何はともあれ課題をいっぱい炙り出しての開幕勝利ですから!!
勝って兜の緒を締めるどころか、勝って兜の緒をぉぉぉぉぉぉぉ!!!!ぐらいの緊張感と気合で次節臨めるのではないかと!
近年ほとんど見ることのできていないホーム連勝に向けて。
私は受験の終わった長女の元へ戻り、再び父親としての威厳を探す旅に出ますけど、来週もまたスタジアムに乗り込んでパワー注入される皆様におかれましては、その力強い声援でもってぜひ選手の後押しをよろしくお願いいたします!
まだまだリーグは始まったばかり。
今シーズンも楽しんでいきましょう!!
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
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