【週刊ユース分析】【2021最新版】本当に強いユース世代はどこだ!?
あけましておめでとうございます!
あっという間に2022年が来てしまいました。今年も毎週土曜日にはサッカー関連のnoteを更新していきたいと思います。たとえそれが元旦でも(笑)
てことで、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、
本日は私のメインコンテンツでありますユース世代の序列について「本当に強いユース世代はどこだ!?」と題しまして2021年最新版を一気に発表していきたいと思います。
2021年もコ口ナの影響をたくさん受けてきましたが何とか大会開催され、データを更新することが出来ました。
タイトなスケジュールをこなされた選手・スタッフの皆さん。大会関係者の皆さん。本当にお疲れさまでした。
■順位付けのおさらい
久々なので少しだけおさらいしておきます。
順位付けの対象としているのが、世代最高峰の舞台である高円宮杯プレミアリーグ。
プレミアリーグは選手権と違って各クラブのユースチーム、街クラブ、それから各高校の部活チーム全て参加しているのが最大の特徴ですね。
そして僕のnoteでは、
2011年から始まったこのプレミアリーグの過去10年間の成績を数値化し、順位付けしています。(加点方式の詳細はこちらを参照)
一部未消化のゲームもありましたが2021年度のプレミアリーグが終了しましたので、その結果を踏まえた更新版を本日リリースいたします。
寝正月のお共に、あるいは選手権の参考資料として気軽に読んでいただければと思います。
それでは早速行ってみましょう!!
■トップ10!!
最新のトップ10はこちら。
ドンッ!!!
結論から言いますと・・・上位陣盤石!!相変わらず強いです。
上位4チームの順位は変動なし。
WESTの覇者が広島ユース、EASTの覇者が青森山田ということで見事に1位2位がポイントを伸ばし、他のチームとの差を広げました。
そして清水ユースも強かった!青森山田をawayで撃破したのですが初のEAST制覇に一歩及ばず。
5位以下では、プリンスに降格してしまった京都U-18を神戸U-18がジワリと追い抜いて自己最高の5位に。
特筆すべきは11位から9位に順位を上げたガンバユース。ポイントも100点台に乗せいよいよトップ10に食い込んできました。
それではトップ5の順位の変動を見てみます。
ずっと強い広島。追い上げる山田の構図は変わらず。
トップチームが過去最高の3位となりACL出場権を確保した神戸が、ユース年代もしっかりと成績を伸ばしているのが非常に興味深いところですね。
続いて6位から10位の変動。
こちらは何と言ってもガンバの追い上げが目を引きます。
今シーズンも中村、坂本、南野らスター候補が躍動しWEST3位(関西勢トップ)に。来シーズンのトップ5入りも射程圏内です。
どんどん行きましょう。
■11~20位まで!!
2019年に降格し、今年参入戦に食い込めなかった鹿島ユースが順位を下げてしまいました。
特筆すべきは県立の雄・大津高校が自己最高のWEST4位となり順位を大きく上げたこと。逆に降格となってしまった浦和ユースは順位を下げました。
また、創成期にリーグをけん引していた札幌U-18、福岡U-18、ヴェルディユースはジワジワと順位を下げています。札幌はまたしても参入戦に敗れ、厳しい戦いが続いています。
■21~30位まで!!
富山第一が遂にトップ20から外れてしまいました。これまでプレミア基準では高体連勢の「5本の指」は山田、東福岡、流経柏、市船、富一でしたが代わって大津が序列を塗り替えた事になります。
また、アカデミー福島、静岡学園の静岡勢が来シーズンよりプレミアに返り咲きます。この2チームは来年のポイントアップに注目です。
今シーズンはWESTで戦った磐田U-18ですが、ケガ人続出の厳しい中8位でフィニッシュ。大きくポイントを伸ばすことは出来ませんでしたがその分下級生がたくさん経験を積めたので来シーズンに期待ですね!
■31~40位まで!!
ここで特筆すべきは今シーズンプレミア初参戦の鳥栖U-18、横浜FCユースの2チーム。鳥栖はWESTを5位でフィニッシュ。横浜FCはEASTを7位で終えて共に残留を決めました。
特に横浜FCユースは、シーズン途中に早川監督がトップチームに引き抜かれるという事態もありましたがよくぞ残留を決めました。
人材豊富な2チームなので来シーズン以降も引き続き注目です!
特に鳥栖はエースの福井選手が残りますので、来シーズンどんなパフォーマンスを見せてくれるか注目ですね。
また、見事プレミアに返り咲いた履正社については別のnoteで触れたいと思います!
■40位以下のチーム!!
ここで触れたいのはやはり桐生第一と川崎U-18。
両チームとも初の参入戦挑戦を見事に勝ち抜き、来シーズンのプレミア昇格を決めました。
特に桐生第一は高体連のライバル、米子北と帝京長岡を撃破してのプレミア昇格ですから素晴らしいの一言!来シーズン、ユース勢相手にどこまでやれるか期待ですね。
桐生第一もまた別のnoteで触れたいと思います。
■参入戦までのチームはこちら
ここからは”ポイント2”のチーム。つまり、参入戦を1度だけ戦ったことのあるチームになります。
藤枝東などの伝統校や矢板中央など選手権の常連高が居ますがこれら強豪でも10年間でプレミアに挑戦できたのは1度だけ。
非常に狭き門だというのが良くわかります。
また今回は新たに5チームが参入戦を初体験しました。特に金沢U-18、長崎U-18、讃岐U-18はクラブとして新たな歴史を刻んだと言えます。
そんな中、私が注目したのが長崎U-18。
参入戦を自前でyoutubeライブする力の入れよう。しかも解説はトップの松田監督!
素晴らしいですね👏
前橋育英に完敗してホロ苦中継となりましたが、こういう取り組みは絶対にチームを強くします。ここで言うチームとはユースチームはもちろんのことトップチームも指します。
まさに「ユースの強化は、チームの光」。継続して欲しいですね。私も注目したいと思います!!
■最後に
来年度からプレミアリーグは4チーム増え、東西12チームずつで行われます。
盤石の上位陣に対し、鳥栖、横浜FCを筆頭として川崎が加わった新興ユース勢力。そして静岡学園や前橋育英など高体連の超強豪が新たに加わります。
まさに年代最高峰の舞台。それが高円宮杯プレミアリーグ。
来シーズンこそコ口ナの影響なくきっちりと開催されると良いですね。ユース年代の躍動をウォッチしつつ、ニュースターの誕生を心待ちにしたいと思います。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!!