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【ジュビロ磐田⚽】【雑感】夏祭りの定着に必要なこと。

何はともあれ、まずはこれ。

勝てて良かった。本当に良かった。

こういうイベントってなぜだかいっっつも雨で、それにしんどい敗戦が加わって、もう泣きっ面に蜂とはこのことで。

準備してきたスタッフやスポンサーさんなど、たくさんの大人が唇嚙んでる様を想像してこちらも心苦しくなるんだけど。

でも昨日は違った。判定のフラストレーションですらダシにして壮大な起承転結ストーリーが完成。最高でした。報われてよかった。

ホームタウンが拡大して初めての夏休み。そこに夏祭りを開催する。


思えばこれを「重大」と称して発表したときはそれなりの不満コメントもありましたが、個人的にはなるほど確かにこれは重大な話だと、クラブの長期目線での並々ならぬ決意を感じたんですよね。

確かにお盆の時期ってのは昔からイベントが少なくて、
浜松まつりは5月だし、ふくろいの花火もお盆の時期はズレているし、山車で練り歩く祭りは基本的に秋だし。

自分が小さい頃は各小学校で必ず地域の盆踊りがあったけど、少子化でそれも縮小や消滅しているところが多いらしい。


で、
それを一から創ろうというのが「遠州三光祭」。地域密着としてはこの上ない着眼点なんじゃないかなーと。

僕はですね。これを本当に「じゃらん」とかに掲載されるような祭りになって欲しいと思うんですよ。サッカーの試合+ちょっと豪華なスタグル&イベント、の域を超えちゃうような。


となるとですよ。
第一回目は劇的勝利で成功裏に終わったもののまだまだ手の施しようはあるはず!と思うんです。
これをですね、今回は勝手に考えちゃう!!

まぁ細かい話は抜きにして、こんな概念でやってみたらどうだろうか。ぐらいの軽い感じで。

「遠州三光祭」がじゃらんに掲載されるその日をゴールに。例によって3つほどの視点で考察してみます。




■そこに行けば、いつもと違う

まずですね。自分が小学生の時、地元の夏祭りに行って何が一番ワクワクしたかってのを考えてみたんですよ。

そしたらですね。それって凄く単純で、学校でいつも会っている友人と違うところで会うというちょっとした冒険心だったんですよね。

夏休みもちょうど半分が過ぎて妙に友達が恋しくなってるころ。そんなタイミングで「おう元気ー?」ぐらいの軽さで友人たちと集結。親も先生もいない解放感で妙に気が大きくなってるあの感じ。

そしたら向こうから来るんですよ。同じように連なった女子たちが。いつもと違った髪型で、私服だったり浴衣着てたり。もうそれだけで可愛い。男子も女子も非日常にやられてしまう。それが夏祭りの一番の醍醐味だったな、と。


もうね。この世界観だけで人は集まるから。夏なんて。

例えばこんな雰囲気。


エコパは地元の小学校や神社とは違うから子供たちだけで歩いて行けない。じゃぁどうするか。

子供たちから「三光祭に行きたい。〇〇たちも行くって言ってたし」と言わせるんですよね。

そうさせるためには3つの要素が必要だと思います。


要素① 子供たちだけでも安全な空間

夏のイベントってのは楽しい一方でトラブルと表裏一体みたいなところがあるわけで。少なくともエコパの敷地内なら安心ですよってな空間を整えることです。まずは。
イメージ的にはドッグラン会場の様な。ここならリード外しても安心。さぁ自由に走り回っておいで!みたいな。

「祭り会場」をしっかり囲って安全な有限空間にする。まずはこれが大事。


要素② 付き添いの大人が楽しめるか

次はそれに付き添う大人。

連れていった大人たちも積極的にその場で楽しみたいと思うかってのは重要な要素かなと。塾の送り迎えしてんじゃないんだから。
現地着いて、子供だけで遊ばせておいて大人同士は別で楽しめる。これはマスト。

日陰でゆっくり酒の飲める空間。あるいはBBQ出来るところがあってもいい。とにかくエコパという局地で開催するなら、祭りに向かう大人の腰を上げる必要がある。この視点も大事。


要素③ そもそもなんの祭りかをはっきりさせる

意外と大事だと思っているのがこれで、ずばり祭りの意義というかポリシーをはっきりさせること。
本来の祭りって地域に祀られているものを崇めるという大義名分があると思うんだけど、じゃぁ三光祭の意義って何なのよ。

それは個人的には「地域のつながり強化」だと思うんですよね。まだ居ると思うんですよあの辺の地域には。聞いても無いのに色々教えてくれるおっさんとか、積極的に世話してくれる見知らぬおばさんが。笑

大人がですね。子供たち見て「それはやっちゃいけないよ」とか「向こうでお菓子配ってるから行ってきな」とか、話しかけてくれるあの感じ。


もうね。ホームタウンの大人たちが誇りを持って安心安全な空間を作るんですよ。前に掲げた要素①は大量に警備員なんて雇わずにそこに集った大人たちがやればいい

「地域のつながり強化」という大義名分にはそんな効果があると思うんですよね。遠州に生まれたらみんな仲間。遠方から来てくれた人も郷に従ってみんな仲間。

僕は出来ると思いますよ。遠州とはそういう地域性ですから。



■サッカーは単なるメインイベントになれるか

さぁ夏祭り感が出てきましたよーとなったらですね。次に思うのがサッカーの試合を捨てられるかって話です。

これはまぁあれですよ。強固な原理主義者が新参者の門戸を狭めちゃうあれです。あれを排除できるか。


昨日みたいに恐ろしく大事な試合もあると思うんですよ。でもサッカーに興味のない人がそこに集っても許容できるかって話です。
これは個人的には積極的に許容したいですね。つまり試合見ない人がエコパにいてもいい。

それじゃチケット代が稼げないじゃないか!とも思うんですけどね。それは良いんです。長い目で見れば必ずプラスに働くから。
スタジアムの周りにいると歓声聞こえるじゃないですか。あの圧はなかなかですよ。で、ゲーム終わって中から興奮した人たちが出てきたら「次は入ってみようかな」となるわけですよ。

つまり、サッカー→祭り ではなく、祭り→サッカー と考えてどこまで「祭り」側にフォーカスし、集客できるか

クラブの目指してる地域に根差すって概念、試合を「祭り」と称した意義は実はこの循環だと思うんですよね。


ジャストアイデアですけど、バクスタ2階の一部を小学生限定で出入り自由にしてもいい。

前に述べた「子供たちだけでも安全な空間」にするんですよ。スタンドの一部を。(もちろん監視員はいますよ)

そこで友人たちとジュース飲みながらわちゃわちゃ非日常を過ごす。もちろんタダでね。
で、家に帰って父ちゃん母ちゃんに言うんですよ。「今度あそこ(ゴール裏)に行ってみたい!」と。

こんなんも 祭り→サッカー の施策のひとつになり得るんじゃないかと思うんですよね。



■結局は有名人が好き(笑)

最後はこれです。

僕自身もゴリゴリの遠州出身なのでよくわかるんですけど、結構ミーハーな人って多くないですか!?笑

東京でも名古屋でもない。でも中途半端に近いもんだから情報はあるし意識もする。だから隠れミーハーが多い。

松潤が来れば街が揺れる。広瀬アリスが来れば(同じ県民なのに)ザワザワする。


であれば三光祭は呼びましょう!!

毎年ビッグなゲストを。呼んで隠れていたミーハー精神を盛大に開放する日としましょうよ。


夏が近づくと「今年は誰が来るんだろ?」なんて話題になったら勝ちです。それ目当てにみんなエコパに来ればいい。
そんで積極的に交流してもらって、最後に一緒にサッカーを観るんです。そうなったらもうファミリーですよ。一方的にジュビロのファミリーにしちゃう。日テレのzipと同じシステムです。


8月は親水公園で花火があって、エコパに有名人が来る。これが遠州民に定着すればいよいよ三光祭は市民権を得ますよ。

ちょっと待って。サッカーは? 

良いんですよ。これもまた 祭り→サッカー の施策のひとつ。祭りにフォーカスすれば絶対にサッカーを観る人口は増えるから。

しかも影響力あるタレントなら外で発信してくれる。これだけでも門戸はググーーーっと広がるんです!!




■最後に

大前提としてホスピタリティの部分は超大事です。

でも筆者(私)は今回現地に行けてないし、そこは興行のプロたちが昨日の反省をたくさんして何とかしてくれると思うので、

今回は具体的にどうするこうするというよりは、概念というか祭りそのものの捉え方についてあれこれ考えてみました。


やっぱり大事なのはテーマ。そしてそれに沿った一貫性ある誘い(いざない)
加えて話題性。遠州の場合はそれは有名人の誘致。

そして忘れちゃいけないのが、僕たちがまだ小学生、中学生だった頃に漠然と求めていた夏祭りの淡さ。このディテールが残っているか。



何度も言いましたが、祭り→サッカーと考えてどこまで地元民のための祭りにフォーカス出来るか。
これが地域に根差すこと。その先のサッカーに多くの人が興味を示すことの近道ではないかと、割とマジで思っています。


そしたらですよ。
満を持して地元に愛されるジュビロ磐田の新スタジアムを創りましょうよ。ホームタウンのみんなで。

三光祭の本当のゴールはココですよね(「じゃらん」ごめん)。

きっと出来ると思います!!








本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!




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