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【横浜ビーコル🏀】【雑感】24-25シーズンが超面白そうな件。

その船は、箱舟か、それとも軍艦か。


眩しすぎる太陽ってのは多くの人を光合成で活気付ける一方、濃いめの影を作ってしまうというのもまた真実でして。

大エースに遠慮してか、チーム揃って跳ばない打たない走らないでCSをサクッと逃した昨年のビーコル。
順位以上にフラストレーションのたまる試合が多かったように思います。。。

そして、
そんな大エースが更なる飛躍を誓って海外の地でゲロフ(get off the ship)した今シーズン。ホーム開幕戦チケットも即完とはいかず、どうなることやらとテンション下がった方も多かったと思うのですが・・・


あまのじゃくな私の期待値はこんな感じ。

こういう時って得てして上手くいくケースも多いんですよ。それは河村くんが悪かったとかそういう事じゃなくて。


このポストをした頃はまだ根拠は無かったですけど、とりあえず大阪、千葉とのプレシーズンを見て確信しましたね。
ロスター未だ9人かつ新体制は始まったばかりってことで、まだまだこれからだと思いますけど、

何と言っても見ていて楽しい!!!!


おいおいどうしちゃったんだよ!どうなってんだよ!!
ってのをですね、例によってダラダラと分析してみたいと思います!

酒でも飲みながらお付き合いいただければ。




■スリーのアテンプトは減った?

プレー時間もプレーエリアも河村くんにとりあえず与えておいて、私たちは待機します。まぁ日本代表もワールドカップでそうしてたしね。

と、そんな共通認識があったかどうかは定かではありませんが。


シューターはスリーポイントラインに張り付いてセット。
動いているのはドスドスとスクリーンを掛けに来るスコットさん。あとは良い感じに空気が読めないデビンだけ(笑)。そんなオフェンスが昨シーズンはたくさんありました。

河村くんがそれを望んでいたとは個人的には全く思っていませんが、それでも何とかしてしまうのが河村勇輝。気付けば平均40得点の鬼スコア。

ところが・・・。
チームとしての見どころはここまで。この先は言わずもがななので割愛します。



しかし!

今シーズンですよ。河村勇輝不在で何が起こったか。
答えは明確。まぁ良く動きますよ。揃いも揃って。そりゃそうでしょう。じゃなきゃ誰もやってくれない。ムーブって言うんですか。ムーブ。ムーブしてますよ。みんなで頑張って。

私、ザッキーって0度のところで電話ボックスにでも入っているのかとずっと思っていましたけど全然そんな事はありませんでした。

祐成さんもコヤさんもスリー以外打ってはいけないルールでもあるのかと思いましたが全然そんなことはありませんでした。

キングに関しては背中の大きさが2倍ぐらいにゴツくなってますよ。いやこれはムーブとは関係ないですけど、でもそのガタイでスピード変わらずに切り込んだりするもんだからもう強くて強くて。


結果としてですね。
何となくスリーのアテンプトは減った印象(しっかりと数字は見れてない)ですけど、まぁ気持ちいいですよ。すべての選手の足が動くって。

意識とか、やる気とか、ラッシさんのチームビルドとか、色々あると思いますけど、細かいこと抜きにしてとりあえず足が動く。

まずはこの基本にして、バスケの大部分を占める要所が帰ってきました。


その結果、スリーのシュート機会は減ったように見えますけどね。良いんですよ。今の時点で昨年より減っても。
何より以下2つの点で震えるほどポジティブになっていると思うから。


少し詳しく。


ポジティブ① タフショがほとんどない

スリーの確率に心中していた昨シーズン。信じられないほどボロ負けする試合もたくさんありました。
そういう時ってのはだいたいD強度が鬼強いチームが相手で、ことごとくタフショが多かったです。


「なぜ今打たないんだ!」と多くのブースターが嘆き、外を回り続けるボール。結局24秒直前でタフに打って入らない。もちろんリバウンドも取れない。何度も見たこれ。
ここまでのプレシーズン2試合でほとんど目にしてないんですよね。

これって、人もボールも動いている証拠。つまりは相手のDよりボールの動きが速い。そしてそれを実現している要素こそ、”全員の”足が動いてる。

これなんです。



ポジティブ② 連動してリバウンドが取れる

足が動けば反応も速くなる。これってシュートの話だけではなくって。実は最も顕著に違いを生むのがリバウンドです。

リバウンドは意識だけ高くしても決して取れない。
ボールはどこに飛んでいくか正確には分からないし、相手に対する体の入れ方も大きく影響を受ける。つまりは予備動作が必要なんですけど、

攻撃時に足が動いてるってのは、イコール予備動作を既にバッチリしているとも言えるんですよね。


私の推察が正しければ、今シーズンはオフェンスリバウンドの数が劇的に増えるはず。
それはセンターの違いはもちろんありますけど、何よりゴールに向かうムーブはゴールを狙う時も、リバウンドを取るときも同じですから。

前者が活発になれば自然と後者も増えてくるはずなのです!




「カッティングが旺盛なのは良いんだけどさ。やっぱりスリーは重要じゃない?たくさん打たなきゃ。」

まごうこと無きこの正論に対しても、個人的にはとてもポジティブに捉えています。
その根拠も2点ほど。

■これからスリーが増えていく根拠①

河村くんもユトフも居なくなって、多くの選手がカッティングするもんだからスリーのアテンプトが減った印象を受けてますけど、個人的にはこれも徐々に増えていくと思います。

というのも、
今はまだ森井さんの鬼アシストが炸裂してますけどそのうちさすがに研究されてきますよ。あるいはインサイドがもっともっと強固なチームもたくさんある。シーズン通してずっと上手くはいかない。

でもですね。これで良いんです!!これでこそキックアウトが活きますから。

祐成選手がカッティングして森井さんからパスを受ける。でも相手のDも速い。複数で一気に囲みだす。シュートできない。
そしたらですね。出せばいいんですよ。逆サイドで待っているコヤさんに。

スリーがズドン。見えますね。


本来キックアウトとは複数の選手が中で連動して相手のマークがズレたとき外に叩くもの。
何も河村くん一人で切り込んでいってその他3人が外で待つものじゃないんですよ。

今はまだ中での連携が良い感じなので外に叩くシーンは少ないですけど、ここさえしっかりやっていれば必ずスリーの機会は増える。


そんでそんで、熱いのは実はここから。今度はまたインサイドが活きますよ。
理想通りの中→外→中。相手が広がったらコッツァー、ダミアン(仮)、クラーク。インサイドで彼らが躍動する番です。




■これからスリーが増えていく根拠②

昨シーズン中に「河村勇輝の封じ方」と題して寄稿したこちらのnote。

色々書きましたけど、
メインメッセージのひとつは、河村くん以外の選手が開き直りのジャンプショットをもっと打って。これでした。

スリーの機会増、かつその確率を上げたければ間合いを詰めてきた相手を抜き去って2Pでいいから決めようよ。という自論。

スリーしかない選手って怖くないんですよ。ディフェンスからすると。(逆にスリーが無い選手も怖くない)


そしたらコレですよ。


コヤさんに関してはこちら。

惜しくもこのシュートは外れましたが、
何よりもこのシーン。相手がコヤさんの切込みに対して完全に重心持ってかれてたんですよね。

これは、彼にはスリーしかないという予定調和が崩れた瞬間。こうなってくると相手は本当にマークしずらくなる。間合いが詰め切れなくなる。こうして益々スリーの確率は上がります。

もともとキャッチ&シュートが上手い体幹バキバキな選手ですから。
今シーズンは彼のステップバックに大注目です!




■最後に

たったのプレシーズン2試合で万歳三唱してしまいましたが・・・

まぁリーグ戦に入れば相手も強いんでそんなに簡単に勝てないとは正直思ったりもします。
でもですね。絶対に楽しいです!!それは間違いない。


最後に期待を込めて。ちょっと気になる点というか、伸び代についてもコメントを。


■被スクリーン時の対応

ずっと気になってるんですけど、
スクリーンを受けた後の対応ってのはまだまだ良くなると思っています。


森井さんとかコヤさんとか、キングあたりがスクリーンに掛かってマークが外れた時にスリーをバッチリ喰らってしまうアレ。

もともと上背がないのでちょっとでもマークずれると厳しいんですけど、ここはもっともっと厳しくタイトに行けるはず。三遠あたりは凄いですからね。

大阪、A千葉戦はそこまで目立ってませんでしたけど、B1上位相手だとガードのシュート力は尋常じゃないですから。。。
コッツさん、ダミアン(仮)のショウDも含めて対応したいところ。



■劣勢時のスリーは誰が決めるか

チームがイケイケでリズムが良い時ってのはスリーは決まるんですよ。気になるのは劣勢の時。

昨シーズン何度も見たと思います。
相手に押されて点差が2桁になるかならないかぐらいの時に、河村くんかユトフ様がスリーを決めてグッと踏みとどまったシーン。

今シーズンはですね。この役を誰がやるのか。


もちろん全員がその役を!となれば最高だし、スリーに頼らずインサイドでコツコツと(コッツァーだけに)点を貯めていくのもありなんですけど。

やっぱり強いチームって絶対に居るんですよね。苦しい時に外角からズバッと射抜いてチームを蘇生させる選手が。

誰でもいい。シーズンを通じて誕生してくれたら最高。ここも見どころのひとつかな、と。





まだまだチームは始動したばかり。
相手もどんどん強くなってる。
期待し過ぎもちょっと怖かったりするんですけど・・いや、ここは思いっきり期待しちゃいましょう!

課題も出てくると思うんですよ。でもそれをどうやってこのメンバー、クラブで乗り越えていくのか。

そんなん含めて今シーズンも楽しみたいですね。



大エースが去っても国プはすぐに満員になると思いますよ。バスケが面白ければ

河村くんに引っ張ってもらったブースターも、近所に住む横浜市民も、気づけばかなり目が肥えてしまっているのは間違いないですから!!

絶対に、国プは満員になります🔥🔥🔥
楽しんでいきましょう。




本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!




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