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【ジュビロ磐田⚽️】【雑感】サッカーは、好きですか?
責任感と、呪縛。
自覚と、焦り。
「いま降格圏にいるのは自分の責任」
重い。重いってジャメさん・・・。
責任感や自覚ってのは絶対に必要よね。
チームを引っ張るとか、変えるとか。そういう時に監督ではなく、自覚ある選手がピッチの内外でどう振る舞うかってのは凄く重要なわけで。
そういう選手がいるチームってのは本当に恵まれてる。
そんでそんでサッカーに限らずチームや人が成長する時には避けては通れない道だったりする。
ただですね。
これってあるあるなんですけど。この自覚ってのが、時に自分自身を苦しめたりする。
言うなれば成長痛ってところなんだけど、これが結構厄介だったりする。
忘れちゃうんだよね。大事なことを。
仕事が仕事になっちゃって。何でこんなに苦しいんだっけ?とか、どうしてここまでしてやらなきゃいけいないんだっけ?とか。
そういうのが始まっちゃうから。
■スランプのない翼くん
スランプってのは実は自覚がビンビンの時ほど起きます。
要は強すぎる責任感のせいで、本来あったはずの楽しさが薄れちゃうから。
良いんですよ。不摂生して調子崩してた方が。まだ。
でも、気負いっていうか、やる気満々な時に結果が伴わないとグッと負の方向に食い込んじゃって中々抜け出せない。これがスランプ。だからたちが悪い。
もうね。どうしたらやる気がでるとか、そんな類の自己啓発本は世の中にたくさんあるけど。こういう時はね、ズバリ翼くんが正解です。
急にアニメの話になっちゃってごめんなさいね。でもこれって個人的にはかなり真理だと思っていて。
結局のところ「楽しんでますか?」って事なんですよ。ピンチもチャンスも。全てひっくるめて。
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そういう意味では悟空も最高です。
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アニメの世界はバカに出来ませんよ。
正義は最後に勝つ。
それはそう作っているから結論が決まっているんじゃなくて、作者が決めてるのは勝つ奴は本質を見失わず逆境を楽しんでるって設定だけ。
勝つのはね。その結果なんですよ。
■「マジでしんどい」
2023年シーズンのジュビロ磐田は補強禁止という前代未聞の呪縛の中で目的を達成したわけです。
とりわけ前線のピンチっぷりったらなくて、ラッソが出れなくてケンユーが早々に居なくなって、啓介くんは高校生だし。
今考えてもかなり苦しめの台所事情だったんですけど。僕はですね。ハイライトかなんかのジャメさんの試合後のコメントが忘れられないんですよ。
「マジでしんどい 笑」
ヘロヘロになりながら笑顔でこう言ってましたよ。実際にかなり走ってたしね。
そんで何より楽しそうだった。
楽しんでたねー。逆境を。
成長してるなって実感もあったんじゃないかな。パスミスもたくさんあったけど何よりも楽しそうだった。
先日のツイッターでも書きましたけどね。
昨年はチーム全体に程よい自己肯定感がありましたよ。しんどい中でも我ながら良くやってるっていう。これがね。超効いてた。
すみませんね。なんかスピリチュアルなメンタル世界みたいな考察になっちゃって。でもね。
割とマジでこれだと思ってる。
【真実🤔】
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) October 7, 2024
真面目な話。
去年の今頃は補強禁止のなか良くやってるよという程よい自己肯定感がプラスに作用してたと思うんだよね。他力本願寺とか言いつつしっかりロジックはあった訳で。
なので死ぬ気で頑張ります!みたいなテンションは逆に心配なのよ🥹…
つまり昨シーズンってレギュレーション的にもチームの順位的にも目標に対してピンチだったんですけど。そんでそれって今シーズンと境遇的には似ているんですけど、
でも
「オラわくわくすっぞ!!」
これがあったんですよ。全体的に。だから見てて楽しかった。
他力本願寺もご利益与えたくなるほど、時空が磐田贔屓でしたよ。何よりポジティブだったから。
ええですって。責任感とか。死ぬ気で頑張るとか。
楽しんでくれ。
楽しそうにサッカーしてやり切った後に「マジでしんどい」って充実した顔で言ってくれ。(思い返せばエコパの鹿島戦後のりょうさんも言ってたね)
横さんも眉間にしわ寄せて反論なんかしないでくれ。良くやってるのはほとんどのサポが知ってるから。だからこそ苦しいのも知ってるから。
■お気持ち表明の是非
いろんな側面があるんで一概には言えませんけどね。僕は個人的にあんまり好きじゃないなーってのが本心です。
なぜなら、辛気臭いから。
先日の磐田のお気持ちを南葛バージョンにするとこんな感じ。
日頃より、南葛SCへの温かいご支援とご声援を賜り、心より感謝申し上げます。
現在、なかなか明和FCに勝てない厳しい状況にあります。 本日の試合結果を含め、皆様のご期待に応えることができず、多大なるご心配をおかけしていることを、チームを代表して深くお詫び申し上げます。
残り1試合も落とせない状況ですが、ロベルト本郷監督の指揮のもと、誇りを胸に、一丸となって、最後の1秒まで戦い抜き、必ず全日本少年サッカー大会の優勝を掴み取ります。
皆様の応援こそが、選手たちに立ち向かう力を与え、苦しい局面でも勇気をもたらしてくれます。どうか共に戦い、選手たちに力を与えてください。南葛SCは、最後まで諦めず、皆様と共に歩み続けます。
キャプテン 大空翼
どうよこの翼くん。もう来週からジャンプ買わなくなるよね。笑
とまぁこれはチームの意思をひとつにするためのやり方として否定しません。社長の立場もあるしね。
でも本当に大事なのはこれを受けた現場のテンション。一様に辛気臭くなってる場合じゃないぜ。
翼くんや悟空ならこう言うんじゃないかな。
「広島のプレーでこっちもバッチリ目が覚めたぞ。さぁこんどはオレたちが魅せる番だ!」
「な、なんてやろうだ。へへ・・でもよ・・・こんなヤバい時だってのにわくわくしてきやがった・・・!」
お気持ちは…それはそれ。
現場は翼くんや悟空であって欲しいんですよ!!! マジで!!!
幹葉さんも歌ってる。辛気臭いのはノーサンキューノーサンキュだって。
マジでノーサンキューなんですよ!!!
■最後に
サッカーって凄い不思議なスポーツで。
当たりそこないが相手の足に当たってゴールに吸い込まれるときもあれば、あと10cmボールがこっちに来ていれば触って入ったのに、みたいな惜しい場面もあります。
そんで得てして惜しい場面は同じチームに続いたりします。
実際に広島戦もありました。あと少しで合わなかったシーンが。
ジャメさんにも、高畑くんにも。それから西介くんのヘッドもそうかな。
僕はですね。この、あっち側かこっち側かを分けている理由こそが深層心理にある「オラわくわくすっぞ」だと思ってるんですよ。マジで。
値千金を決めた浦和戦の後で金子翔太選手が言っていました。
「サッカーの神様っているんじゃないかな。」と。
いるんですよ。いるし、見てる。
見ていて、辛気臭いチームには絶対に寄り付かない。だって楽しそうじゃないから。
ボールはね。楽しそうにしている奴の前に転がってくる。
人生と同じなんよ。
チャンスを掴むやつってのは常にポジティブに準備してるんです。準備しているから運も成功も掴むんです。
程よい自己肯定感持って、成功する姿を真剣に信じて、そして何より楽しそうなんですよ。
これが自信なんですよ。
繰り返しになりますが、
ええですって。責任感とか。死ぬ気で頑張るとか。
その代わり、楽しんで欲しい。今シーズンのジュビロ磐田は強いから。勝てるから。
改めて、
サッカーは、好きですか?
必死なんか要らない。好きなら、それだけで必至になるので。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。