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【ジュビロ磐田⚽️】【雑感】ハイプレス自論。
残り9試合となった33節終了時点で、再び勝ちきれなくなったジュビロ磐田。
なぜか自動昇格圏内にstayしつつも、ライバルチームの容赦ない追い上げに不安な日々は続く。火のついたお尻はアルミホイル一枚で奇跡的に火傷を免れている状態だ🥹
しかしながら!
個人的にはその先、つまりJ1昇格した際の不安の方がみるみる大きくなっていたりする。
取らぬ狸の皮算用と批判されたとしても、私は取ってもいない狸の毛皮でアレルギーを起こしそうなくらい不安な夜を過ごしている。
と言うのも、
ここ最近の足踏み理由はいずれも明確で、そのキーワードが「ハイプレス」であるが故。
町田だけでなく、千葉にも秋田にもしてやられた。
「ハイプレス」。
2022シーズンに久々のJ1を体感して半泣きになったアレ。指揮官こそ違えどジュビロ磐田にトラウマ級の大量失点を突き付けたアレ。
その下位互換ともいえるJ2リーグにおいて相変わらずハイプレスに弱い実態を目の当たりにして、私は現状2位という奇跡そっちのけで妙に不安になった。
このままではジュビロ磐田は昇格後に同じ轍を踏む。このままで良いのか!?
私は考えた。不安を振り切りたいがために、考えに考えた。
そして、一つの結論に至った。
ハイプレスとは所詮”諸刃の剣”である、と。
■それはギャンブル
突然だが、
ハイプレス相手にボールを保持し、ビルドアップする行為は本当にリスキーなのだろうか。
ここで、思い切って逆転の理論を展開してみようと思う。
ハイプレスは、仕掛ける側にこそリスクがある。
ジュビロ磐田があまりにも恐る恐る試合運びをするもんだから当たり前のようにプレスをかけられる方が不利だと思っていたが、実は逆なんじゃないかと。そう思うようになった。
というのも、
そのプレスが全くもって掛からなかった場合そのチームは一気に骨抜きになるからだ。
体力を酷使して転がるボールを追い続ける。これは見ている我々が思っているより精神的にきつい作業だろう。奪った先にショートカウンターというご褒美があるから頑張れている、とも言える。
サッカーを始めたときのボールを保持する楽しさを封印し、ひたすら一生懸命追う。ただただ追う。
勝利に徹すると言えば格好は良いが、宗教にも似たある種の悟りが無ければ継続できるものではない。
しかし、
開始10分。例えば開始10分間この献身的なハイプレスが全く引っからなかったらどうだろうか。
ショートカウンターというご褒美が無い。それどころか自分たちの背後が危ういとすら感じる。心の折れ方は尋常ではないはずだ。これをこのあと残り80分、無心で続けることはまず不可能ではないか。
かといって遅攻しようにもそんなスキルは持ち合わせていない。試合開始早々、万事休すだ。
つまり、
ハイプレスは掛けるほうにこそリスクがある。
言い換えれば、最初10分のギャンブルに勝てば「ハイプレスチーム」には勝てることになる。
■補強
プレースピード、パススピードというのは風土だと思う。
川崎全盛期に「止める、蹴るが下手な選手は恥ずかしくて練習にいられない」と聞いたことがあるが、まさにそんな世界観。
磐田はどうか。
就任直後の藤田SDの「ぬるい」という言葉が全てだろう。黄金期を回顧した古き良き想い出と比較したわけではない。オランダ1部でコーチをし、プレミアでリーズのスタッフをしていた経験からくる真実なんだと思う。
風土を短期間で変えることは困難だ。それを実現するためには血の入れ替えが必要となる。血とは何か。補強だ。この部分の補強は必須になるのではなかろうかと、個人的には思う。
俊哉さんならファネンブルグやドゥンガのような選手をイメージするだろうか。(個人的には)今のJ1だとガンバのネタラヴィ選手のようなタイプをイメージする。
いずれにせよ磐田は少なくない金を握りしめてここの外国籍の選手を探しているのではないかと推測する。いやきっとそうだ(願)。
そして運動量という観点で大学生の加入も効果的だと思う。足元が上手くて動ける選手はたくさんいる。
もちろん現有選手がアップデートすることも重要だ。今シーズン見せてもらっているように基準が変われば選手は変わる。これも充分な補強と言えよう。
■怖くない
ハイプレスは怖くない。怖いのはむしろ掛ける側だ。
何もいきなりJ1トップレベルを目指して真新しいチームに作り替える必要はない。最初の10分でいい。開始10分の勝負に勝てば相手は無力化する。そのためのアップデートと補強をすればいい。
そうすれば大丈夫。きっとそうだ。
こうして僕は安心する。安心してぐっすり眠れると見せかけて・・・
今度は昇格できるかが気になりだす。
負けられない週末がやって来る。