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【ジュビロ磐田⚽️】【雑感】惨敗。個について。
なかなかにいかつい敗戦でした。
負けた翌日にnoteを書くなんてのは変態にしか出来ない所業ですが、変態なので書いてみます。
その前にこちら。
劇的、と言えば聞こえはいいけれど。
まごうこと無き薄氷を踏む勝利だった前節。残り5試合。ずっとこんな試合しますかってのがメインメッセージでありました。
失点しないことを大前提としたゲームプラン。引いて守っては良いけれど、一方で勇気をもって推進することとセットじゃなきゃ意味がないぜ。
そんなことを綴りつつ今節。
結果は惨敗。3連休の前には酷すぎる。
崖っぷちの結果そのものよりも妙ににモヤモヤしているのは、なぜかしら。震える筆で書いてみたい。
■相性悪かったよね
気持ちだ気持ち!頑張れ!走れ!前へ前へ!!
と精神論で押し通したくもなりますが、少し冷静に考えるとこれまでの広島、セレッソのミラーゲームと比較してまぁ神戸の4-3-3は相性悪かったよなーと。
まずはロジカルにこれがあったと思います。
大迫、武藤が強烈なのもあるんですけど一番厄介なのは開幕戦と同じで酒井高徳。彼が高すぎるんで実質4トップです。
で、
西介、クルークスんところもやられちゃうんで宮代もかなり高くって、実質5Bに対して相手5トップ状態でした。つまりディフェンシブ戦術の優位性がほとんどない。
こうなると個で勝れない磐田なんで、ボランチもディフェンスラインに吸い付いて数で勝るしかない。伴って扇原、井手口がガンガン前に出る。前半のサンドバック状態はこうして生まれました。
■可視化されたレオゴメスの役割
今回の惨敗は選手がどうのこうのの前に、そもそもシステムとしてこれまでよりは難しかったはず。
特にボランチは、
あそこまで自陣に引いていたらそりゃ奪ったら前へ!なんて推進力は体力モンスターじゃなきゃ続けられるもんじゃない。しんどいて。
しかもボールはただ前に蹴られるし、アウトナンバーかつあれだけ余裕を持って対応されるとそりゃジャメさんもトゥーレルに勝てるわけないし(もう少し頑張って欲しかったけど。。)。
で、全く前線に収まらずほぼ押し返せなかった。
引いて守る戦術はセカンドボール対応およびトランジションの速さが生命線だと思うんですけど、もうボランチもサイドハーフもディフェンスで疲れちゃって疲れちゃって。
それどころじゃ無かった。
そうなるとですよ。
そんな状況の中でもシンプルに足が速くて空中も行けるレゴメさんの狩人資質ってのは実は結構効いてたんだなと改めて思い知らされました。
予測と動き出しで対応する狩人タイプ(松本やかつての鹿沼ら)もいますけど、
あそこまで引かされたらさすがに馬力あるタイプじゃないとカバーエリアは広くならない。
【考察🤔】
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) October 19, 2024
5-4ブロックにおけるライン間問題については右ならヒル、左ならリカが前まで出る事が徹底されてましたね。コレは海音くんもアジャスト出来るはず。
問題はレゴメ氏不在時問題。スプリント系ボランチは代わりいないのよね🤔#ジュビロ磐田
彼の存在の大きさを個人的には痛感しました。今の戦術をするならね。
今節の難しさは彼の不在がひとつ大きかったのではないかと推察します。
■経験という、歴然たる差
そんでそんで。
この試合のイライラ原因の一つに、クリアしたボールをみすみすプレゼントするの何なんですか。
ってのがあったと思います。
ゴール前のクリアはしょうがないです。もう昨日は。
ただ中盤でフリーでボール受けるときもとりあえず大きく向こうにポーン。それを神戸の選手が取って、はい次攻めますねー と。何を見せられてるんだと。
特に右サイド西介くんのヘッドは恐ろしいほど単調だったかなと。
フリーだと判断したら蹴りださずに持ち出そうとするのがリカやヒルだったりするんですけど、特に日本人選手の多くはまずその判断をしない。
神戸の強すぎる圧に、誤ったセーフティーファースト判断でいつ何時もボールを前に蹴り自らサンドバックに成ろうとします。
これね。もうずっとそう。磐田は。
でもこういうのって単騎で頑張っても奪われるだけだから気持ちはわかる。出しどころがないってのも理由。
でもそれにしても昨日の試合は酷かった。行くところ、行くと危ないところ。この判断が無い。
「経験」って言葉が良く解説で使われますけど、こういうところに出るんですね。経験って。これは磐田の弁慶の泣き所でもありますが伸び代とも言えます。
苦しい中をかいくぐって、成功体験を積んで乗り越えて欲しいです。
■そもそもの強度
まぁシステムがどうとか気持ちがどうとか色々と思う所はあるわけですけど、特に昨日の神戸戦に関してはもうそれ以前だったのかな、と。
デュエルって言うんですか。球際。もうほとんど負けてましたね。
イーブンなボールなら競れるんですけど、ちょっとでも神戸側に優位性があるともはや競ることすらできない。
佐々木も宮代も井手口も大迫も武藤も。華奢なイメージだった扇原でさえも。体使って腕使われて、もう奪うという概念すら成立させてくれない。
この差はえぐかったですね。
イエローカードの数がその差を物語っているかなーと。
フィジカルって言うとですね。ファンタジスタに心奪われてきた僕ら世代なんかだとフィジカルなサッカーを揶揄したくもなるんですよ。でも違うから悔しい。
蝶のように舞い、蜂のように刺すのがファンタジックなサッカーなら、
神戸は蝶のように舞って、かつ牛のようにゴリゴリ来てた。
強度だけじゃなくて強いうえに速かったんですよ。攻撃も守備も。出足は全然相手の方が速かったのよ。見ててしんどいじゃん!!
すなわち個。
個以外の前に、個。結局は個。ていうか個。
個って何ですか?
いや。全てはこれの上に成立しているのかもしれない。メンタルよりも、個。
じゃあどうすればってのは以前もちょっと書いてみましたけどまた改めてまとめてみたい。
■松原の頑張り
どこかポジティブな話は無いかしら・・・と考えた時にいつも思うのが松原ニキのスプリント。
ポジション的にはSHになりましたが、実質5Bなので守備的なのは変わらず。前にも述べたように後ろに重くなると奪ってから前に推進するのは体力面も含めて精神的にそうとうタフじゃないと出来ないよね。って中で相変わらず良く走っているのが彼。
【真実】
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) November 1, 2024
試合序盤から危険すぎた酒井と武藤に対峙しつつ、ブレずに敵陣深くまでスプリントしてた松原后はもっと褒められて良いかもね🥹
結局そこからはやられてないからなぁ。#ジュビロ磐田
神戸戦は酒井、武藤の理不尽コンビと対峙しながらもここぞではさぼらず上がってましたね。
クルークスのおかげで逆からも持って運べるるようになったんですけど、その時も逆サイから必ずエリア付近まで上がってきていました。
今の磐田から彼のスプリントを取ったらいよいよ攻撃力は無くなりますよ。それぐらい良く走って時間を作っていると思います。
効果的なクロスは減ったのでここのところ良い印象無いかもしれませんけど、彼のランニングはもっと褒められていいはず。
■とはいえ
まぁ磐田はこれでやっていくわけしか無いわけですよ。
神戸みたいな5トップはそうそうないだろうし。ていうかここまで全方位ハンパない強度のチームも無いだろうし。ハンパない大迫いないし。レオゴメス帰って来るし。
もうね。ここまで来たら開き直るしかないですから。
イヤなイメージ持って、ビビって、間違ったセーフティーファーストを選択して変に後ろに重くならないで欲しいぞ!!
神戸戦の1失点目は前に出たところパスがいまいちで、それかっさらわれて失点したわけですけど。
あれがなぜピンチになったのか。なぜ人数いるにもかかわらず防げなかったのかが問題なのであって、前に行くことが悪ではないですから。絶対に。
改めて。
J2に行ったって得るものは一つも無いですよ。これは何度も降格して実感した真実。
残り試合。もう一度やるだけです。変に落ち込む暇があったら、個で勝つために今からでもマッチョを目指した方がいい。
【🤔】
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@suzu_kii_to) November 1, 2024
戦い方変える必要はないよね。変えるのはメンタル。自分たちは絶対に出来るというメンタル。
改めて、J1制覇に対してJ2で学ぶものは一つもないから。
推進力と躍動感。最低限そこだけ。自信持って絶対に今を守る。引いたらそこで終わりだから。#ジュビロ磐田#真実
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。